【3/4(月)のweb3ニュース10選】USDTの供給量は1000億ドルに迫る / 韓国がワールドコインに関する調査を開始 / EigenLayer のロック総額は 100 億ドルを超える etc...
コインチェックとFanplaがIEOに向けた契約締結、イーサリアム開発者らがアカウント抽象化の将来について議論、など10のニュースを紹介!
こんにちは。
web3リサーチャーのmitsuiです。
今日もニュース解説やっていきます!
3/4(月)のweb3ニュース10選
1つずつ解説します。
1、ビットコインETFは現在、全ビットコインの4%近くを保有しており、その勢いは衰えていない
米国のビットコインETFは現在、存在する全ビットコインのほぼ4%を占めている
BitMEX Researchによると、金曜朝のスポットファンド全体の保有残高は 776,464 BTC (477 億ドル)となる
現在、1,964万BTC(1兆2,100億ドル)が流通しており、今後1世紀ほどで最終的には2,100万BTCの上限に達すると予想される
2、イーサリアム開発者らがアカウント抽象化の将来について議論
Dencun の次のアップグレードに含まれる候補 (現在は Pectra と呼ばれています)は、特にアカウントの抽象化の問題に対処するイーサリアム改善提案 (EIP) に注目が集まっている
課題は、アカウント抽象化のロードマップをより具体化すること
開発者は、イーサリアム上のより包括的なスマート コントラクト アカウント システムへの足がかりとして検討されている 2 つの競合する EIP、EIP-3074と5806に焦点を当て議論をしている
3、Dogwifhatは、Robinhood Europeへ上場後に他のミームトークンを上回るパフォーマンスを提供
Dogwifhatは、Robinhood Europeへのステルス上場後、同業者のミームコインを上回った
Solana ベースの犬をテーマにしたトークンは、過去 24 時間で 30% 近く上昇
同じ期間でミームコイン Pepe は 17.7% 上昇、Bonk は 5.4% 上昇、Dogecoin は 3% 近く下落
4、共同所有ゲーム AI「Virtual Protocol」がリリース
Virtual Protocolは共同所有され、人間が管理する、プラグアンドプレイのゲーム AI を作成するインフラストラクチャ層
以前はPathDAOとして知られ、Defiance Capital、Merit Circle、Kieran Warwickが率いる2021年に1600万ドルを調達
最初の AI DAPP は 2 週間以内に稼働する予定
5、テザーUSDのステーブルコイン供給量は1000億ドルに迫る
USDTの供給量は現在、約 995 億ドルという史上最高値に達した
供給量と価格を掛け合わせた時価総額は、価値が変動する中、一時1000億ドルを突破した
今年のテザーの供給は、米国でのスポットビットコインETFの立ち上げなどの大きなイベントに牽引され、ビットコインや一般的な仮想通貨市場の上昇とともに増加している
6、プライバシー懸念が高まる中、韓国がワールドコインに関する調査を開始
韓国の個人情報保護委員会は、ワールドコインプロジェクトによる個人情報の収集、特に仮想通貨と引き換えに人々の虹彩をスキャンすることに関する苦情を受けて、ワールドコインに関する調査を開始した
同委員会は、現地のプライバシー規則への違反を発見した場合、プロジェクトに対して措置を講じると述べた
プライバシー監視機関は昨年、韓国国民687人の個人情報がChatGPT経由で漏洩したことを発見した後、OpenAIに360万韓国ウォン(2,703ドル)の罰金を課していた
7、EigenLayer のロック総額は 100 億ドルを超える
EigenLayer に預けられた資産の総額は年初来の 11 億ドルから約 10 倍に増加し、100 億ドル、約 293 万イーサに達した
この高騰の理由の一部は、Eigen への継続的なイーサ預金 (主にリキッド再ステークプロトコルによる) と、イーサ価格の上昇によるもの
8、ビットコインマイナーはETFの立ち上げ後、1社を除いて苦戦している
1月のビットコインETFの立ち上げにより、過去50日間でビットコインの価格は高騰したが、トップの仮想通貨を採掘する企業は、ビットコインに投資する人々ほど歓喜していない
マイニング企業の株価も下落か横ばいで、ライオット・プラットフォームズ(RIOT)は6.2%下落し、アイリス・エナジー(IREN)は11%下落している
一方、BTCの価格は年初から42%上昇しており、ブラックロックのiシェアーズ・ビットコイン・トラスト(IBIT)は開始直後から35%上昇している
JPモルガンなどの企業のアナリスト数人は、半減期によって小規模で効率の低いマイナーが廃業に追い込まれる可能性があることを指摘している
しかし、マイナーには別の収入源があり、それがビットコインに優しいクラウドコンピューティング会社CleanSparkは、今年BTCを上回るパフォーマンスで、公的ビットコインマイナーの中で際立っています。同社の株価は年初から64%上昇しており、先月は価値が2倍以上になった
9、コインチェックとFanplaがIEOに向けた契約締結、Emooteが発行体パートナーに
コインチェックが、FanplaとのIEOに向けた契約締結を3月4日発表した
今回のIEOはFanplaが、エムアップホールディングスの100%子会社Fanplusより新規暗号資産の発行および販売業務を受託し、Fanplaが発行体として進めるものだという
これによりFanplus運営の300を超えるファンクラブおよびファンサイトと250万人超の有料会員において流通するトークンの発行を目指すとのこと
ちなみにFanplusではUVERworldやサカナクションといったアーティストのファンクラブを運営している
今回計画するIEOは、アーティストやクリエイターとファンが直接つながる「Direct to Fan」の経済圏形成を目指すプロジェクトの一環で行われるものとのこと
10、クリプトガレージ、法人向け「SETTLENET CUSTODY」でETHステーキング提供開始
Crypto Garageが、イーサリアム活用のステーキングサービス提供開始を3月1日発表した
同サービスはクリプトガレージ提供の法人向けデジタルアセット保管サービス「SETTLENET CUSTODY」の機能拡充により提供されるとのこと
クリプトガレージは、東証プライム上場のデジタルガレージの子会社で、フィンテック分野のブロックチェーン金融サービス事業を展開する企業
以上、10のニュースを紹介しました。
気になるニュースはFanplaのIEOですね。すでにマス向けに影響力を持つ会社がIEOしてトークンによるエコシステムを築くのはマスアダプションへ向けたドライバーになりそうです。続報を楽しみに待ちたいと思います!
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