【10/16(月)のweb3ニュース10選】バイナンスが4億5,000万ドルのBNBをバーン / ETF承認の期待を受けてビットコインが急騰 / フェラーリが暗号資産での決済を受付開始 etc...
📰Manta PacificがOP StackからPolygon CDKに移行、メルコイン利用者が100万人を突破など、10のニュースを解説!
こんにちは。
web3リサーチャーのmitsuiです。
今日もニュース解説やっていきます!
10/16(月)のweb3ニュース10選
1つずつ解説します。
1、opBNB ベースの AI プラットフォーム MyShell が評価額 5,700 万ドルで資金調達
AI ツールを提供する opBNB ベースのプラットフォームである MyShell は、シード資金調達ラウンドで 560 万ドルを調達
INCE Capitalが主導し、Hashkey Capital、Folius Ventures、SevenX Ventures、OP Cryptoなどが参加
トークンワラントラウンド付きの株式とのこと
たMyShell は、ユーザーが「シェル」と呼ばれるパーソナライズされたチャットボットを作成できる Web3 対応 AI プラットフォーム
作成者は AI コンテンツ ボットを生成でき、消費者はそれらのボットを見つけて使用、クリエイターは、コンテンツボットが注目を集めると、MyShell のネイティブトークンを取得できる
2、Manta Pacific、Optimism から zkEVM Layer 2 として Polygon 技術に移行
モジュラーManta Network の一部のL2ブロックチェーン Manta Pacific は、OptimismのOP Stackから、PolygonのCDKへ移行
Manta Network の開発者である p0x labs は、「Polygon CDK は、長期的には OP Stack では満たすことができないレイヤ 2 の設計と実行の標準を設定します」と述べている
「zkEVM への移行は、Manta Pacific が開発者とユーザーにクラス最高のエクスペリエンスを提供し続けるために必要不可欠です」と付け加えた
3、バイナンス、4億5,000万ドルのBNBをバーン
バイナンスは16日、計画されたトークンバーンの一環として4億5000万ドル以上相当のBNBトークンをバーンしたと発表
バーンすることで供給が減少し、BNBトークンの価値が高まります
BNB は自動バーンシステムを使用して、総供給量を1億 BNB に削減
BNBの価格と四半期中にBSC上で生成されたブロックの数に基づいて、書き込みされるBNBの量を調整
4、Stars Arena が再起動されましたが、取引機能は一時停止されました
Stars Arena は再起動されましたが、完全な監査が行われるまで取引機能は一時停止される
Stars Arena は10 月 7 日にハッキングされ、約 290 万ドル相当の AVAX トークンが盗まれ、停止していた
現在は約 90% を回収することに成功したと報告
Stars ArenaはAvalanche ベースのfriend.tech
5、Cosmos HubとStrideの合併話は一時停止 Cosmosを選ぶかHubを選ぶか?の区別を認識すべき理由
Cosmos向けにリキッドステーキングサービスStrideのSTRDトークンとCosmos HubのATOMトークンを合併するという話は、一旦取りやめになった
「単なるアイデア」としてStrideのコアチームがCosmos Hubのフォーラムに投稿したスレッドは160件以上のリプライを獲得し、Cosmos Hub史上で最も盛り上がったスレッドになったが、ほとんどがネガティブな反応だった
6、ビットコインが2万8000ドル近くまで急騰──強気の投資家がETF承認に賭ける
ビットコイン上場投資信託(ETF)が今後数カ月以内に承認されるかもしれないとの期待から、ビットコインは10月16日のアジア時間に約4.5%急騰
この急騰は、SECが先日のグレースケール判決に不服を申し立てないことを決定したことに対する反応によると思われる
承認への障壁が下がるにつれ、投資家の間では、これらの商品が早晩市場に登場するのではないかという期待が高まり続けている
7、メルコイン、利用者数が100万人を突破
メルカリの子会社でビットコイン取引サービスのメルコインは10月16日、サービスの利用者数が100万人を突破したと発表
メルコインは今年3月にサービスを開始し、メルカリ内の売上やメルペイでの決済でビットコインを購入できるサービスを提供していた
8、バーンブリッジのBONDが急騰──SECに従う姿勢示す
暗号資産デリバティブプロジェクト「バーンブリッジ(BarnBridge)」のガバナンストークンであるBONDの価格が2倍以上に上昇
バーンブリッジはSECの調査を受けたことで一時活動を停止していたが、SECからの詳細不明の要求に従う姿勢を示した
この上昇は罰金の支払いを含むSECからの「命令に従うために必要なあらゆる措置を講じる権限」が付与された直後に始まった
9、ワールドコイン(WLD)、World IDのブロックチェーン間の相互運用機能アップデート
「Worldcoin」発行のデジタルID「World ID」を異なるブロックチェーン間で相互運用を可能にする機能「ステートブリッジ(state bridge)」がアップグレードしたことが10月11日に発表された
「ワールドID」のスマートコントラクトの状態を他のブロックチェーンと共有することで、開発者がレイヤー2やサイドチェーンなどで本人確認を活用できるようにする機能
EVM互換の他のブロックチェーンで独自に「ステートブリッジ」を設計でき、容易に他のブロックチェーンのアプリケーションで「ワールドコイン」を利用できるようになる
10、フェラーリ、米国でのスポーツカー購入に暗号資産決済対応開始へ
フェラーリが、米国での暗号資産支払いを受け付け開始
同スキームをヨーロッパにも拡大する予定とのこと
フェラーリはこの決定を、顧客の多くが暗号資産に投資していることから、市場やディーラーからの要望に応えたものだと語った
以上、10のニュースを解説しました。
最近はイーサリアムL2の動きが活発になっていて、特にOp StackとPolygon CDKの戦いが激化しているように感じます。Polygonの強みはzkEVMであることなので、長期的には優勢かと思われますが、OP Stackにも強力なチェーンが参加しています。
BaseもWorldcoinもOptimism上に構築されているので、大きなエコシステムが築かれている点では開発者にとっては魅力的です。この辺りのイーサリアムのL2戦争、第二章も引き続き追いかけていきたいと思います。
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