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【Moonwell】Base/Moonbeam/Moonriver上に構築された暗号資産レンディングプロトコル / PolkadotのトップTVLを誇りBaseへ拡張 / Temporal Governanceのガバナンスシステムを開発
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【Moonwell】Base/Moonbeam/Moonriver上に構築された暗号資産レンディングプロトコル / PolkadotのトップTVLを誇りBaseへ拡張 / Temporal Governanceのガバナンスシステムを開発

🪅あけましておめでとうございます!

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mitsui
Dec 31, 2023
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おはようございます。そして、新年明けましておめでとうございます。
web3リサーチャーのmitsuiです。

新年の更新はどうしようか考えていましたが、先週が体調不良でお休みした期間もあったので、三が日も朝のリサーチは続けて更新する予定です。記事の内容も特に新年企画とかはせず、今まで通りに気になったプロジェクトをリサーチしていきます。

今日は「Moonwell」をリサーチしました。

«目次»
1、概要|Moonwell とは?
- 使い方
- その他の機能
- 対応チェーンと暗号資産
2、変遷と展望|PolkadotエコシステムからBaseへ拡張
- Baseへ拡張
- ガバナンスの仕組み
3、考察|レンディングプロトコルは割と革命

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概要|Moonwell とは?

Moonwellは、Base、Moonbeam、Moonriver上に構築されたオープンで分散型の暗号資産レンディングプロトコルです。直感的なインターフェースと堅牢なセキュリティの中で、資金を供給して利回りを獲得するか、資金を借り入れることができます。

HP

◼️使い方

基本的な使い方は一般的なレンディングプロトコルと同じです。

○貸す側(Supply)

募集中の暗号資産とAPYを確認して、ウォレット接続の上で資金提供を行います。

document

獲得する利回りは「Base APY」と「Rewards」の2種類が存在します。「Base APY」は借り手の支払い利息を元本にした利回りとなり一般的な利回りです。こちらは元本に自動的に追加されるのでClaimする手間は必要ありません。

もう一方の「Rewards」はプロトコル側の報酬として配布されます。これは預け入れたページ、もしくは自身のポートフォリオページからClaimすることで獲得できます。

「Base APY」は預け入れた資産と同じトークンで獲得しますが、「Rewards」はMonnwellが発行するトークンで受け取ることが多いです。2種類の報酬体系が存在することで高利回りを実現します。

○借りる側(Borrow)

借りる側は好きな暗号資産を担保に入れて与信枠を確保し、借入を行います。Moonwell のローンには固定された返済期限がなく、借り手のクレジット残高が0を超えていれば借り続けることができます。

色々と言葉が出てきたので整理します。以下のように自身のポートフォリオページが表示できます。Supply中の資産額も表示できますが、借入状況も管理できます。

document

借り手側で理解するべき単語は以下の2つです。

  • Credit Limit(クレジット限度額):借入できる資金の上限額

  • Credit Remaining(クレジット残高):現時点で借入できる資金の残高(金額と%表示)

わかりやすいですね。担保に入れた暗号資産に応じて「Credit Limit」が設定され、すでに借入を行っている場合は「Credit Remaining」が減って表示されます。「Credit Remaining」が0にならない限りは借りることができますが、これが0になると清算リスクが高まります。

そして、このCredit Limitは「預け入れた暗号資産×担保係数」で計算されます。担保係数はプロトコルによって定義されますが、60%~80程度のようです。

例えば、1,000ドルのUSDCを担保にして、USDCの担保係数が60%だとします。その際のCredit Limitは「1,000×60%=600ドル」となるので、600ドルまで借入が可能となります。

◼️その他の機能

Moonwellはレンディング機能がメインですが、その他にもアプリ内からステーキングやガバナンスに参加することができます。特にガバナンスに関してはオンチェーンの提案とオフチェーンのSnapshot提案、ディスカッションや投票権の委任がアプリ内で全て行うことができます。(ガバナンスの仕組みに関しては後述)

app

◼️対応チェーンと暗号資産

現時点で対応しているチェーンはBase、Moonbeam、Moonriverです。BaseはCoinbaseが作ったETHのL2で、MoonbeamはEVM互換性を持つPolkadotのパラチェーンで、MoonriverはPolkadotのカナリア ネットワークであるKusamaのパラチェーンです。

対応しているトークンは、以下になります。

  • Base:USDC、USDbC、DAI、ETH、cbETH、wstETH、rETH

  • Moonbeam:GLMR、xcDOT、xcUSDT、FRAX、xcUSDC、USDC、WBTC、ETH

  • Moonriver:MOVR、xcKSM、FRAX


変遷と展望|PolkadotエコシステムからBaseへ拡張

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