【Mode】Optimism SuperchainにおけるDeFAIに特化したETH L2チェーン / 開発者にシーケンサー手数料の25%を分配 / @modenetwork
ModeはAIFi、DeFAIに特化したL2チェーンです。
おはようございます。
web3リサーチャーのmitsuiです。
今日は「Mode」についてリサーチしました。
🟡Modeとは?
💧トークンエコノミクスとエアドロップの変遷
💬スーパーアプリ化するブロックチェーン
🟡Modeとは?
「Mode」は、DeFAIに特化したETH L2チェーンです。OP Stackを活用して構築され、Optimism Superchainの一員です。
DeFAIという単語が生まれたのはここ最近ですが、Modeは1年以上前からメインネットを公開していますので、現在のポジショニングになるまでに何があったのか、その変遷から説明していきます。
まず、2023年8月にテストネットが公開され、Modeプロジェクトについてのお披露目がありました。当初からOP Stackを活用したL2であることに変わりはありませんが、初期は「エコシステムを成長させるために開発者、ユーザー、プロトコルにインセンティブと直接の報酬を与える、成長のために設計されたL2」というコンセプトでした。(この想い自体は今も変化はありません)
そのために、開発者に対してシーケンサー手数料の分配を行います。
これを「シーケンサー手数料共有(SFS / Sequencer Fee Sharing)モジュール」と呼び、開発者は展開したスマートコントラクトの取引手数料に基づいてMode のシーケンサー収益の一部を受け取ることができます。テストネット公開から1ヶ月後の2023年9月にこの仕組みがテストネットに公開されました。
その後、テストネットでの検証が進み、2024年1月末にメインネットが公開されました。尚、メインネット公開1週間前にOptimism Foundationから最大2,000,000OPの多額の助成金を受け取っています。この時にはSuperchainの中でDeFiハブとしての地位を確立することをビジョンとして掲げています。
メインネット公開と同時にエアドロップのシーズン1が始まりました。エアドロップキャンペーンはこれまでに3回開催され、現在シーズン4が開催中です。このエアドロップの変遷とトークンエコノミクスの詳細は後述します。
そして、メインネット公開から2ヶ月後に「シーケンサー手数料共有(SFS / Sequencer Fee Sharing)モジュール」がメインネットでも公開されました。
SFSによってModeは開発者にスマートコントラクトのトランザクションによって生成されたシーケンサー手数料利益の25%を提供します。
具体的には、開発者はコントラクトをSFSに登録することで、月に1回請求できるETH報酬を蓄積するNFTを作成します。また、1 つのSFS NFTに複数のコントラクトを割り当てることもできるため、開発者は 1 つのNFTだけで一連のコントラクトから収益を得ることができます。
この仕組みによって、Modeでは開発者にも持続可能な収益を提供し、エコシステム(チェーン)と開発者の利害を一致させます。
ちなみにModeはSuperchainの一員なのでシーケンサー手数料の15%をOptimism Collectiveに分配しています。
なので、Modeのシーケンサー手数料は25%を開発者に、15%をOptimism Collectiveに、60%がModeに分配されるというわけですね。
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