おはようございます。
web3リサーチャーの三井です。
今日は「Misskey」についてリサーチしました。
«目次»
1、Misskey とは?
- 仕組み
- 自分でもやってみた
- 展望は?
2、熱狂を感じる🔥
Misskey とは?
「Misskey」は日本で開発された分散型のSNSです。
厳密に言えば、Mastodonのように誰でもサーバーを構築(インスタンスと表現される)できる、オープンソースの分散型マイクロブログサービスを実現するソフトウェアです。
2014年から個人開発者のしゅいろ(@syuilo)さんによって運営されています。当初は掲示板のようなサービスでしたが、徐々に現在のUIに近づいていき、2018年にActivityPubを実装し分散型になりました。
■仕組み
楽しみ方は2通りあります。
すでにあるインスタンス(サーバー)に参加する
自分でインスタンス(サーバー)を作る
前述したようにMisskeyでは誰でもインスタンス(サーバー)を構築できるサービスですので、自身でTwitterのようなSNSを構築可能です。
自分でDiscordのサーバーを作れるようなイメージでしょうか。Twitter風のUIですが、ウィジェットの追加やbotの導入など、かなりカスタマイズできる余地があり、自由度の高いインスタンスの構築が可能です。
また、作られているインスタンス同士を連結することも可能となっています。
インスタンス同士を繋げることを「Federation(連合)」、繋がったインスタンスの集団を「Fediverse」と呼びます。そして、その繋げる機能を「ActivityPub」の実装によって実現しています。
イメージで言えば、Slackコネクトのような感じでしょうか。Slackで言えばそれぞれのワークスペースは各自で自由に作成&カスタマイズできて、ワークスペース同士でのコネクトして会話が可能です。
Misskeyもそれぞれが参加しているインスタンスがあり、そこで会話を行いつつ、他のインスタンスと連合することが簡単にできます。
■自分でもやってみた
アカウントを作成して初投稿してみました。画面見て貰えばわかりますが、19分間でリアクションが大量についてます。かなりアクティブなユーザーが多いことがわかります。
ちなみに、投稿のこと(Twitterでいうツイート)を「ノート」と呼びます。左下の「ノート」ボタンでこういった投稿が可能になります。
無料でアカウント作成が可能ですので、気になる方はぜひ試してみてください!
■展望は?
Misskeyは現在寄付によって成り立っています。また、個人開発であり、その技術の全てがオープンソースで公開されています。
しかし、今後も積極的なアップデートを続けていき、ゆくゆくはGAFAのような世界的なSNSになることを目指しているとのことでした。
また、最近はTwitterを取り巻く情勢が大きく変化していることでアクティブユーザーが激増しています。
今後、分散型SNSの波が来るにつれて非常に楽しみなサービスだと感じました。
熱狂を感じる🔥
2014年から運営されていること、そしてここ最近にユーザー数が激増していることも相まって、明らかな熱狂を感じます。
リアクションの速度もノートの投稿スピードも、すでにこれだけアクティブなSNSとなっていることに感動しました。
日本でTwitterがかなりアクティブなように、Twitterのようなサービスは日本人の文化にマッチしたサービスなのだと思います。なので、ポストTwitterとなるような分散型SNSは日本から生まれても全然不思議じゃないなと感じました。
日本語ベースであることもありますが、個人的に過去に調べてきた分散型のSNSよりもわかりやすく、SNSとしてのアクティブ感も感じたので、自分でもユーザーとして色々と試していきたいと思いました!
以上、分散型SNSの「Misskey」のリサーチでした。
«参考リンク»
・HP:https://misskey-hub.net/
・分散型SNS「Misskey」、それを支える技術スタック
免責事項:リサーチした情報を精査して書いていますが、個人運営&ソースが英語の部分も多いので、意訳したり、一部誤った情報がある場合があります。ご了承ください。また、記事中にDapps、NFT、トークンを紹介することがありますが、勧誘目的は一切ありません。全て自己責任で購入、ご利用ください。
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