【Keystone】高セキュリティなコールドウォレット / 一度もオンライン接続されず、オンライン環境と必要な情報だけ交換して安全に取引を完了 / @KeystoneWallet
Keystoneでウォレットを作成しMetaMaskに接続して利用可能。
おはようございます。
web3リサーチャーのmitsuiです。
本日は「Keystone」についてリサーチしました。
🔵Keystoneとは?
👛ホットウォレットとコールドウォレットの違い
⚙️Keystoneの特徴や具体的な機能
🖐️具体的な使い方
💬非常に便利そう
🔵Keystoneとは?
「Keystone」は、暗号資産用の高セキュリティなコールドウォレット(ハードウェアウォレット)です。
元々2018年に中国のスタートアップCobo社が開発した「Cobo Vault」というデバイスが前身で、2021年6月に「Keystone」ブランドへとリブランディングされました。初代Cobo Vaultは軍用グレードのセキュリティと堅牢性を備えていましたが、現行のKeystoneシリーズはその技術を引き継ぎつつ、より使い勝手を向上させています。
Keystoneの詳細説明の前に、ここで改めて暗号資産のコールドウォレット(ハードウェアウォレット)とホットウォレットの違いについて説明しておきます。
👛ホットウォレットとコールドウォレットの違い
◼️ホットウォレット(Hot Wallet)
ホットウォレットは、インターネットに常時接続された状態で利用する暗号資産ウォレットです。
web3で使われるホットウォレットは、ブラウザ拡張やスマホアプリなどで簡単にアクセスでき、トークンの送受信やDApps(分散型アプリケーション)との連携がスムーズに行えます。
メリット
使いやすさ・アクセスのしやすさ
ブラウザ拡張やスマホアプリとして利用でき、すぐに残高確認・送金・DAppsとのやり取りが可能。
例:MetaMaskのように、ワンクリックでウォレットを開いて取引ができる。
素早いトランザクション処理
インターネットに接続されているため、取引にかかる時間が短く、リアルタイムで取引を実行できる。
デメリット
セキュリティリスクが高い
インターネット接続下のデバイスに秘密鍵を保存しているため、ハッキングやマルウェアのリスクが高い。
フィッシングサイトに誘導されるリスクもあり、ウォレットから誤って秘密鍵やシードフレーズを入力してしまうと資産を失う可能性がある。
管理の煩雑さ
多くのアドレスやブロックチェーンを扱っていると、複数のホットウォレットの管理が必要になる場合がある。
ホットウォレットを安全に維持するためには、ウイルス対策や二段階認証など、セキュリティに関する追加対策も重要。
具体的な事例
MetaMask
EthereumやPolygonなどのEVM互換チェーンをサポートする代表的なブラウザ拡張型ウォレット。
DAppsの利用が非常に簡単で、DeFiやNFT、ゲームなど幅広いWeb3サービスと連携しやすい。
Trust Wallet
スマホアプリで、多数のブロックチェーンをサポート。
DeFiやNFTの機能にもアクセス可能。
Phantom
Solanaチェーン向けのブラウザ拡張&スマホアプリウォレット。
SolanaのトークンやNFT管理がしやすく、使用感はMetaMaskに類似している。
◼️コールドウォレット(Cold Wallet)とは
コールドウォレットは、インターネットから物理的に切り離された環境で秘密鍵を保管するウォレットの総称です。
ハードウェアウォレット(物理デバイス)やペーパーウォレット(紙に印刷された秘密鍵)などが含まれます。
メリット
高いセキュリティ
オフラインで秘密鍵を管理するため、ハッキングリスクが極めて低い。
端末自体に侵入されない限り、秘密鍵が漏洩する確率は大幅に下がる。
長期保管に適している
頻繁に取引しない資産を安全に保管するのに最適。
“長期投資”や“重要なNFTコレクションの保管”などでよく利用される。
デメリット
操作がやや複雑
物理的なデバイスやソフトウェアとの連携が必要で、取引の度にUSBやBluetoothなどで接続する必要がある。
初めて利用する人にとってはセットアップや操作のハードルが高い。
緊急時の対応が遅れる可能性
値動きが激しい暗号資産のマーケットでは、素早く売買したい時にすぐアクセスできない。
ログインや署名の作業に時間がかかり、チャンスを逃す可能性がある。
具体的な事例
Ledgerシリーズ
Ledger Nano S / Nano Xなどのハードウェアウォレットが代表例。
USB接続・Bluetooth接続(Nano X)でパソコンやスマホと連携し、トランザクション署名時にデバイス上で確認・承認する仕組み。
Trezorシリーズ
Ledgerと並ぶハードウェアウォレットの老舗メーカー。
Trezor Model OneやModel Tなどがあり、対応チェーンやコインも多い。
ペーパーウォレット
秘密鍵やシードフレーズを紙に印刷してオフラインで管理する方法。
完全なオフライン保管だが、水濡れや紛失など物理的なリスク管理が必要。
◼️ホットウォレットとコールドウォレットの使い分け
普段使い(アクティブな取引)にはホットウォレット
DeFiやNFTの売買、ゲームなどDAppsを日常的に利用する場合は、即座にアクセスできるホットウォレットが便利。
大規模資産や長期保管にはコールドウォレット
ハッキングリスクを最小限に抑えたい場合や、長期投資でほぼ動かす予定のない暗号資産はコールドウォレットが望ましい。
使い分けがベスト
リアルなお財布のように、日常の“お財布(ホット)”+長期保管用“金庫(コールド)”といったイメージで併用すると効率的かつ安全性が高い。
以上が、改めての説明になりますがホットウォレットとコールドウォレットの違いとなります。この前提を押さえていただくと、Keystoneの特徴もより理解が深まると思います。
⚙️Keystoneの特徴や具体的な機能
では、Keystoneの具体的な機能やその主要な特徴を解説していきます。
Keep reading with a 7-day free trial
Subscribe to web3 Research JAPAN to keep reading this post and get 7 days of free access to the full post archives.