【Halloween Poupelle】開始47秒で完売し、OpenSea世界ランキング1位を獲得!キングコング西野さんが手掛けた1万点のNFTとは?
「Halloween Poupelle(ハロウィンプペル)」とは、キングコング西野さんが手掛ける『えんとつ町のプペル』に登場するゴミ人間プペルのパッチワークをイメージし、デザインされた1万点のNFTコレクションです。
おはようございます。
web3researcherの三井です。
今日は「Halloween Poupelle」というNFTプロジェクトについてリサーチしました。
«目次»
1、Halloween Poupelle とは?
2、複数のNFTプロジェクトを使い分ける
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Halloween Poupelle とは?
「Halloween Poupelle(ハロウィンプペル)」とは、キングコング西野さんが手掛ける『えんとつ町のプペル』に登場するゴミ人間プペルのパッチワークをイメージし、デザインされた1万点のNFTコレクションです。
販売された1万点はすべて、パッチワークの色や柄の組み合わせが異なり、ゴミNFTコレクション『Poubelle』と同様の「目」が特徴です。
画像引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000097599.html
■mint情報
10月31日のハロウィンに合わせて、合計1万体のNFTが0.01Ethで販売されました。Discord(DAO)内のmintサイト限定で購入ができ、関連NFT保有者にいち早くセールされました。
プライベートセール開始後47秒で1万点全てが売り切れ、OpenSeaでの取引量で世界一位を獲得し、トレンドランキングでも一位となりました。
https://opensea.io/collection/halloween-poupelle
■ユーティリティやロードマップ
ユーティリティやロードマップは公開されていません。今回のNFTは「Chimney Town DAO(CTD)」発で、ハロウィンを記念して作られたアートNFTに近い立ち位置のようです。
■ファウンダー
プロジェクト名が「ハロウィンプペル」ですので、お笑い芸人でもあり絵本作家でもあるキングコングの西野さんが手掛けた「えんとつ町のプペル」が元となったプロジェクトです。
なので今回の作品も西野さんが監修しました。実際のデザインはかんかん さんという別のプペルの商品のデザインも手掛けるデザイナーの方が担当しました。
また、同じく西野さんがファウンダーとして設立した「Chimney Town DAO(CTD)」もNFT発行に携わっており、WL等の優先セールはCTDメンバー向けに行われました。
■関連プロジェクト
先ほどから出てきている「Chimney Town DAO(CTD)」の他にも、一点物のNFTの販売もしており、既に複数のNFTプロジェクトの運営をしています。
その情報に関しては、以前リサーチした記事がありますので、ぜひそちらをお読みください。
非常に面白いプロジェクトですね。僕も1つ「Halloween Poupelle」をゲットすることができました。複数購入しようかと思ったのですが、早押しに負けました、、。
(※このリサーチ記事は個人的に書いてるだけで、NFT価値を上げてやろうとか、誰かに依頼されたものではありません。)
複数のNFTプロジェクトを使い分ける
個人的に、西野さんのNFTプロジェクト(DAOも)の作り方が破壊的に上手いなと感じています。
DAOイベント参加者に無料でNFTを配布し、DAOの基盤を作る。
0.001Eth固定で発行上限なしでDAO参加のためのNFTを作り、DAOの参加人数を増やす。
一点物のNFTをオークションで販売し、DAOの予算とNFTが売れる実績を作る。
DAOメンバーが買える値段(0.001Eth)でジェネラティブNFTを1万点販売し、即完。NFTプロジェクト運営者として世界的に名を挙げる。
今ここ。
NFTはブランドと同じなので、結局は需要と供給によって値段が決まります。1点の供給に対して1,000人がほしいと思えば、その商品の価値が高まります。1万点の供給に対して10万人がほしいと思うのも同様です。
逆にいえば、100点の供給でも、10人しか欲しい人がいなければその商品の価値が上がりません。ましてやNFTは特に投機性や価値の担保が値段の構成要素の大部分を占めているので、この関係がほぼ全てです。
西野さんは最初に誰でも参加できる値段でDAO参加のためのNFTを作ることから始めました。そしてこのNFTの発行上限はないので投機性はない。
そして、MetaMaskを持ち、一度以上NFTを購入した人たちが集まるコミュニティーが徐々に出来上がっていったわけですね。
その後に一点物のNFTを販売すれば、DAOの上位1%のNFTコレクターでお金持ってる人が買ってくれる可能性が上がります。なぜなら、購入後に自慢できる人が多いのと、既にDAOがあることで需要が極端に下がる(値段が暴落する)ことが少ないからです。
そして、今回のジェネラティブNFTで、投機性のなかったDAO参加のNFTホルダーが買える、お祭り的なNFTを出し、世界的にも評価されるNFTとなりました。
多分、西野さんほどの影響力があれば、最初からジェネラティブNFTを出してもある程度売れていたと思います。ただ、それは投機目的で購入する人が増えたと思いますし、今ほど即完ではなかったと思います。
そして何より、投機目的での購入者が増えると、その後のDAO運営がうまくいきません。売った後のサポート(DAO)が大変になり、NFTの初期販売時の売上があっても労力の方が多い結果になりかねません。
今回の「Halloween Poupelle」やその他のNFTも、デザインが可愛いかったり、世界的にヒットしてる作品「えんとつ町のプペル」に関連してたり、ファウンダーの西野さんが有名だったり、ヒットの要因は多数あると思いますが、僕個人的にはこのNFTをリリースする設計と順番が非常に参考になりました。
自分でもできる範囲で戦略を真似していこうと思いました!
「Halloween Poupelle」
・OpenSea:https://opensea.io/collection/halloween-poupelle
・西野さんTwitter:https://twitter.com/nishinoakihiro
(※リサーチした情報を精査して書いていますが、個人運営&ソースが英語の部分も多いので、意訳したり、一部誤った情報がある場合があります。ご了承ください。)
以上、記事が面白いなと思った方はぜひ「アドレス登録」と「SNSでシェア」をしていただけると嬉しいです。引き続きweb3をリサーチしていきます。
おわり。
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