【DayAway Founders Key】2ETHで販売されたVIP向け会員証NFTは、既存企業のNFT参入のモデルケースとなる!?
意外なところに着地しましたが、とても勉強になったリサーチでした!
おはようございます。
web3リサーチャーの三井です。
今日は「DayAway Founders Key」についてリサーチしました。(寝坊して少し更新遅れました、、!)
«目次»
1、DayAway Founders Key とは?
- mint情報
- ユーティリティ
2、既存企業のNFT参入の一歩目
DayAway Founders Key とは?
「DayAway Founders Key」は、”DayAway”が提供する”Founders Key”という名称のNFTのことを指します。
DayAwayとは、ラグジュアリーな体験を予約するための世界有数のオンライン予約サイトです。2021年5月に開始され、現在はシンガポール、香港、タイ、オーストラリア、UAEで事業を展開しており、今後は世界で最も評判の高いホテル&旅行ブランドと提携し、英国、EU、米国に拡大する予定です。
VIP向けで会員制の旅行予約&代行サービスのようなイメージです。
そのDayAwayが初のNFTとしてリリースしたものが「Founders Key」です。
DayAwayの会員証をNFTとしてリリースしたもので、完全にVIP向けの販売となっています。
■mint情報
合計500個のNFTが2Ethで販売されています。
■ユーティリティ
ユーティリティは下記です。
DayAwayのプレミアムメンバーシップの永久権(年500ドル相当)
特別な旅行先や体験へのアクセス
限定イベントへ招待
提携施設を割引で体験
今後DayAwayが提供するNFTをフリーミント
ヒルトンなど、パートナーとして提携しているホテルは数多く、錚々たる企業が並んでいます。
そして今後は、他のNFTプロジェクトとコラボしたり、同様の会員証NFTを別の企業に導入するなど、この仕組みをパッケージとして展開していく予定とのことでした。
既存企業のNFT参入の一歩目
今回のプロジェクトは完全にVIP向けのもので、会員証となるNFTなので、すでに行っている事業の販売場所としてNFTを活用した事例でした。
個人的に、既存企業がNFTに参入する時の初手はこれが良いんじゃないかとも思ってます。
例えば、ECサイトを活用したいときにいきなりECサイト特有の商品を開発するのではなく、既存で人気の商品やサービスをECで販売し始めた方がミニマムでスタートできます。そこからECサイトのノウハウを学び、徐々にECオリジナル商品やECにしかできない体験の開発、販売に移行していきます。
NFTもそうした方が移行がスムーズに行えます。
まずは既存サービスをNFTで売ってみる。それがチケット(引換券)の形でも、 会員証でも、食品でも、サービスでも、なんでも良い。こじつけと言われても関係ないです。顧客にとってマイナスがないのであれば、まずはNFTを活用してみることが大切です。そして、NFTを学び、NFT特有の体験を開発していきます。
「はじめてのNFTショップ」みたいなNFTマーケットプレイス作ってみようかな、、。既存企業が初めてNFTを使う時の免罪符としてもそこに出品してたら許されると思うし、認知拡大にも使える。
独自コントラクトであるとか、ホワイトペーパーちゃんと作るとか、ミント戦略ねるとか、ユーティリティ用意するとか、コミュニティー作るとか、どれも大切で必須ですが、いきなりやるのはハードルが鬼のように高いです。
web3は改ざんできないという性質上、そしてweb3はこうだ!NFTはこうだ!という人による批判を恐れ、最初にちゃんと準備しないといけない空気が流れています。
顧客を守る必要はあるので、トークンや裏に価値がついてないNFTの発行はちゃんと準備するべきだと思いますが、既存の事業をNFTで販売してみること、例えば牛丼の販売をNFTでやってみる場合は、別に購入した人が損することはないのでとりあえずやってみれば良いと思うんですよね。
そこまで考えると、やはり既存企業の一歩目は”既存事業をとりあえずNFTで販売してみる”が吉な気がします。共用コントラクトだったとしても、その後NFTを続けなくても、しっかりモノを受け取れる場合はお客さんが損しません。
すでに価値ある事業が存在していることが既存企業の強みなので、まずそこから入る方がNFTの参入には良さそうです。
「はじめてのNFTショップ」が益々良いと思えてきました、、。反響が大きければ、ちょっと本気で考えてみます。
はじめてのNFTショップにも会員証NFTを安く作って、そのメンバーはそのマーケットで既存企業の販売するNFTを早くor安く買える。
既存企業のNFTヘの参入の様子をDAOで見守れる。
企業からコンサル料はもらわずにNFTマーケットプレイスの手数料として少しもらう(二次流通も?)
会員証NFTの売上とNFTマーケットプレイスの手数料は、運営の人件費や開発ひと、DAOにプール。
DAOで既存企業にアプローチかけて、次々NFT化していく。
意外にマスアダプションを大きく推し進めることができそうな気がしてきました。
ご興味ある企業様、そして運営に興味ある方(特に開発者の方!)はぜひTwitterのDMに連絡ください!!!企業は完全に無料でNFT出品までの相談乗ります!
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mitsui @web3リサーチャー
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