【FiNANCiE Token(FNCT)】本日IEO / FiNANCiEとFNCTの概要と関係を整理して解説!
国光さんが手掛けるFiNANCiEの独自トークンがいよいよ発行されます。
おはようございます。
web3リサーチャーの三井です。
今日は「FiNANCiE Token(FNCT)」についてリサーチしました。
«目次»
1、FiNANCiE Token(FNCT)とは?
- FiNANCiEとは?
- 設立背景
2、FNCTの概要
- トークン概要
- ロードマップ
3、ホワイトペーパーの読み込みは非常に勉強になる
FiNANCiE Token(FNCT)とは?
「FiNANCiE Token(以下、FNCT)」は、クラウドファンディング2.0を標榜するFiNANCiEが発行するERC20規格に準じた暗号資産です。
CoincheckからIEO(トークン販売)することが決定しており、執筆日の2023年2月21日より申し込みがスタートします。
その概要をホワイトペーパーから抜粋して解説します。
■FiNANCiEとは?
FiNANCiEは、スポーツクラブやクリエイターがファンと共に夢や目標を実現するためのコミュニティおよびエコシステムを構築するプラットフォームです。
クリエイターがCT(Community / Club / Creator token)を発行し、ファンがそれを購入し、一緒になってそのプロジェクトを応援するインセンティブが働きます。
CTは各プロジェクト事に独自で発行され、ファンが購入することでそのプロジェクトの裏側(トークや限定イベントへの参加など)に参加することが可能となります。また、CTはいつでも二次流通マーケットで売買が可能なため、ファンはプロジェクトが盛り上がった際の金銭的なリターンを得ることも可能となっています。
この仕組みによって、ファンとクリエイターの関係が変化し、共創が可能となります。FiNANCiEはそういった共創関係を誰でも築くことができるプラットフォームです。
■設立背景
18世紀に誕生した「株式会社」という仕組みによって、挑戦する人間は投資家から資金を集めて、自分だけよりも大きな挑戦が可能となった。
そこから時代は流れ、クリエイターエコノミーの時代が到来。より”個人”に影響力がつき、ファンとの関係性も変化していった(上の図を参照)。
しかし、個人が有名になれる土壌は整ってきたが、現状ではトップ1%のクリエイターしか利益を手に出来ていない(例えば、Twitchは上位配信者の1,000人(全配信者の0.01%)に全報酬の半分が渡っていた)、プラットフォーム側が大きな利益を手にしているしルール変更を自由にできるという問題が存在する。
プラスで、初期から応援しているファンに対しての還元は何もない。
これらを解決する取り組みが「FiNANCiE」。
特にスポーツクラブ等でのファントークンの活用は世界的に進んでおり、日本のスポーツクラブもFiNANCiEを活用してプロジェクトを作っている。
FiNANCiEによってプロジェクト毎にCTを発行し、ファンと共創関係を築く。
FiNANCiE上で購入・売却されたCTのすべての履歴(ログ)は、IPFSに定期的に記録されており、誰でも閲覧可能な状態になっている。(FiNANCiE Lightningという独自のL2チェーンを構築)
そして、2019年からサービスが運営されているFiNANCiEにおいて遂に独自トークン「FiNANCiE Token(FNCT)」が発表され、IEOがスタートします。
FNCTの概要
FNCTはFiNANCiEのガバナンス・ユーティリティトークンとして機能するERC20規格の暗号資産です。
FiNANCiEの基本機能や思想は変化せず、プロジェクトのサポートやファンへの還元のインセンティブを強化するために発行されます。
具体的には、成長を期待するコミュニティのCTを購入し、そのCTを"売却せずにホールド(長期保有)する" という形で貢献したサポーターに対し、そのコミュニティが実際に盛り上がった際に報酬として支払われる形となります。
受け取ったFNCTは以下のような用途で活用できます。
また、トークン価格の安定のために四半期の一度のペースでBuyback & burnが実施される予定です。それぞれの比率も定められており、詳しくはWPをご覧ください。
■トークン概要
将来に渡っての発行総数は200億枚を予定されており、下記の割合で割り振られる予定です。

そして、今後のアロケーションの図はこちらです。

■ロードマップ
今後はエコシステムの拡張やグローバル版の提供をしていき、ゆくゆくはFiNANCiE独自のブロックチェーンの開発と移行を検討しているようです。
以上、詳細はWPか公式HPをご覧ください。(記事の最後にリンク載せておきます)
ホワイトペーパーの読み込みは非常に勉強になる
FiNANCiEはweb3業界で活用されている国光さんが手掛けるサービスです。IEOリリース時のツイートでもWPについて触れられていました。
今回リサーチ記事を書くにあたって、全て読ませていただきましたが、非常に勉強になりました。
サービスの概要
なぜ作っているのかの社会的な背景や意義
なぜブロックチェーンを活用するのかの理由
技術的な仕様
トークン概要
ロードマップ
etc..
上から順番に読んでいけばFiNANCiEやFNCTのことがよくわかりました。日本語だったので読みやすかった面もあるとは思いますが、個人的にも過去読んできた中でもトップクラスにわかりやすかったです。
僕はweb3におけるホワイトペーパーを公開する文化が好きです。作る側は大変だと思いますが、先人たちが必死に考え込んだアウトプットを無料で閲覧できるので、めちゃくちゃ勉強になります。頭の中を覗ける機会がホワイトペーパーです。
今後も色々と読み込んでいきたいです。
以上、今日はFiNANCiEおよびFNCTのリサーチをしました。本日12時よりIEOの申し込みがスタートしますので、ご興味ある方はぜひサイト見てみてください。
※この記事はPR案件ではありません。個人的に書いているだけです。
«参考リンク»
・FiNANCiE HP:https://financie.jp/
・FNCT HP:https://fnct.xyz/
・ホワイトペーパー:https://fnct-whitepaper.gitbook.io/ja/
・IEO概要ページ:https://coincheck.com/ieo/projects/fnct
免責事項:リサーチした情報を精査して書いていますが、個人運営&ソースが英語の部分も多いので、意訳したり、一部誤った情報がある場合があります。ご了承ください。また、記事中にDapps、NFT、トークンを紹介することがありますが、勧誘目的は一切ありません。全て自己責任で購入、ご利用ください。
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