おはようございます。
web3リサーチャーのmitsuiです。
今日はフラットコイン解説②として、分散型フラットコイン「SPOT」を解説します。
📕おさらい
🪙SPOTとは?
💬理論を実現するブロックチェーン
📕おさらい
まずは少しだけおさらいします。前編となる記事でフラットコインの概念と具体的なプロジェクトである「AMPL」について説明しました。
正直、細かい概念と技術の理解までは難しいので、一旦は概要の理解だけできるような記事にしましたので、まだご覧になっていない方はぜひ先にこちらをご覧ください。
その上で、今回の記事はAMPLを元にしたフラットコイン「SPOT」を解説します。
尚、「SPOT」に関してもかなり細かく説明があるのですが、細部にまでいくと複雑になるので、この記事では全体像を紹介します。詳細はドキュメントをご覧ください。
ではいきます。
🪙SPOTとは?
「SPOT」とは、分散型フラットコインです。AMPLを元にして発行されます。
AMPLは2019年のCPI調整済みドルを追跡する暗号資産ですが、その特徴は供給量が変動する点にあります。ただし、短期的な価格の安定は捨てており、中長期で必ず元の価格に安定するように設計されています。
つまり、AMPLは長い単位で見れば価格は安定しているが、短期の瞬間で見ればボラティリティの高いトークンと言えます。普段使いするトークンがボラティリティが高いことはフラットコインの役割を果たすことはできません。
フラットコインはあくまで通貨の役割を果たし、日常で利用できることを想定しているので、ボラティリティが低い必要があります。そこで、AMPLを元にしたSPOTトークンが誕生しました。SPOTこそがフラットコインです。
ではなぜ、短期的にボラティリティのあるAMPLを元にしたSPOTにボラティリティがないのでしょうか。
キーワードは「トランシェ」と「ローテーション」です。
SPOTプロトコルは、中ボラティリティ資産(AMPL)を高ボラティリティデリバティブ(stAMPL)と低ボラティリティデリバティブ(SPOT)に分割することによって機能します。
この分割のことをトランシェと呼びますが、まずはトランシェについて説明します。
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