【Flamingo DAO】NFT普及の一端を担うDAOの正体とは？
NFTヘの投資を行うFlamingo DAOの概要や凄さをリサーチしました。
おはようございます。
web3researcherの三井です。
今日は「Flamingo DAO」についてリサーチしました。
«目次»
1、Flamingo DAOとは？
2、NFT普及の一端を担う
3、Flamingo DAOの凄さとは？
4、investment DAOは世界を変える？
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Flamingo DAOとは？
「Flamingo DAO（フラミンゴ ダオ）」はNFT投資・運用を目的としたDAOです。
DAOには様々な種類がありますが、その中でも投資を目的としたDAOを「investment DAO」と呼びます。このinvestment DAOには、ベンチャー企業への出資を目的としたもの、バーチャルファッションへの投資を目的としたもの、メタバースの普及を目的としたもの、数多くあります。
その中でもNFTへの投資を目的としたDAOの一つが「Flamingo DAO」です。
Flamingo DAOは、The LAOというInvestment DAOによって創設されました。The LAOは、その前身団体The DAOで引き起こされた大きな失敗（※）を2度と繰り返すことがないよう反省し規律をきちんと設け、法律に遵守した活動を行う数少ないDAOです。
※）The DAOはinvestment DAOの先駆けとして注目を集め、2016年に発足されたDAOです。約150億円ほどの資金を集め、運用をしていましたが、そのセキュリティの脆弱性によって、約50億円ほどの資金がハッキングされ、盗まれました。
なので、Flaming DAOには細かい参加条件が設定されており、誰でも参加できるわけではありません。
○主な参加条件
最大メンバー数：100名
身元確認あり（KYCなど）
法人、個人の年収ハードルあり
この他にも細かい規定が存在しており、限られたメンバーで運営されています。
NFT普及の一端を担う
Flamingo DAOはNFT投資を目的としたinvestment DAOの一つですが、NFTの購入だけでなく、レンタルしたり、アートギャラリーを開催したりと、”NFT”そのものを普及させる一端を担っているとも言われています。
そのコレクションには超有名プロジェクトのNFTも存在しており、個人では所有しづらい高額NFTを多数保有しています。
2021年1月にCryptoPunksを605Eth（当時の日本円でおよそ7,900万円）で購入したことでも話題となりました。また、その他にもCryptoPunksの作品を200以上保有していることでも有名です。
https://flamingodao.xyz/collection
もちろんCryptoPunks以外にもイーサリアムブロックチェーン上において作成されたAutoglyohsや、NBAの選手をデジタルコレクションカードにしたNBA Top Shotなどに代表される数百にも及ぶNFTや、さらに様々な仮想空間の土地を保有していると言われています。
Flamingo DAOの凄さとは？
Flamingo DAOの凄さ（メリット）は「なぜFlamingo DAOに入りたい人が多いのか？」と言い換えることができます。なので、これについて考えていきます。
“わかりやすいメリット”と副次的に生まれているであろう”裏にあるメリット”のどちらも考察していきます。
まずわかりやすいメリットはこちらです。
「リスク分散（一人では買えないNFTを共同で購入する&複数NFTを保有することで投資リスクを分散している）」
基本的なinvestment DAOの参加メリットはここにあります。既存の制度（VCや投資信託）では絶対にできないスピードで、特定の購入対象に対して、リスク分散の投資を可能にします。Flamingo DAOはそのNFT版なので、NFT投資を行っていきたい人にとって、ものすごくメリットが高く、参加したいDAOと言えますね。
では続いて、”裏にあるメリット”です。
それはリサーチ中に発見したこちらの記事中に記載されており、興味深いなと思った内容です。
「収益分配」「購入リスクの分散」の2つより大きいメリットとして、どのようにNFTに対してメンバーが考えているのか？どういったプロセスを踏んで、購入まで至っているのか？この「情報」がメリットとして大きく働いているのではないか？と考えられます。
つまり、Flamingo DAO（investment DAO）参加の大きなメリットの一つに「情報」があるのではないか、と言うことです。
これはあまり議論されていませんが、めちゃくちゃあると思います。
特にFlamingo DAOは上限100名で、年収ハードルがあるDAOなので、NFTが好きで情報感度の高い人が集まっています。その中での情報交換や投資に対しての議論、そして超有名NFTプロジェクトのNFTホルダーしか知れない情報が知れるなど、自分で情報収集してNFTを購入するよりも圧倒的に素早く最先端の情報が、いろんな人の観点から入ってきます。
例えば、既存のVCの投資先探し、投資先の選定基準、その議論の様子、投資後の投資先との会話や内情、これらを知ることができるのであれば、純粋に情報としての価値はものすごく高いです。
この情報こそがあまり表で議論されない裏のメリットであると考えます。
investment DAOは世界を変える？
日本でDAO設立が法律的に難しいこともあり、invesment DAOの議論はあまりされていない印象です。Flamingo DAOをリサーチする際も日本語記事がほとんどありませんでした。
ただ、少しリサーチしただけでも、この仕組みエグすぎないか？と感じます。
完全にVCや銀行がやっていたことを代替するし、その立ち上げのスピードと投資先に対しての意思決定スピードを見ても、今後数年で新しい資金調達先の一つとしてポピュラーになっても全くおかしくありません。
例えば、僕がFlamingo DAOと同じような投資DAO作ろうと思って作成するのに、30分で出来るわけです（人や資金が集まるかは別として、箱を作るだけなら）。でも、既存で投資ファンド作ると言ったら、ものすごく時間と労力が必要です。
結局、箱だけ作れてもお金が集まるかは別なので信用力勝負にはなってきますが、それでも誰でも簡単に投資ファンドが作れるようになることで、絶対にイノベーションのスピードは上がります。
BASEでECサイト誰でも作れるようになり、ほとんどの個人ECは苦労してるけど、その中でも無名から超有名まで成り上がった個人ECがあるように、数の中で質が向上していきます。
個人的にもこのinvestment DAOに注目し、将来的には自分で立ち上げることを考えて、どこか参加できそうな所があれば参加してみようと思います。
記事が面白いなと思った方はぜひ「アドレス登録」と「SNSでシェア」をしていただけると嬉しいです。引き続きweb3をリサーチしていきます。
おわり。
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