おはようございます。
web3リサーチャーの三井です。
本日は「EXODUS」についてリサーチしました。
«目次»
1、EXODUS とは?
- 詳細
- ストーリー
- 各Podのイメージ
2、2023年のCLONE Xは?
- Project Animus
- 2023年のRTFKT(CLONE X)は?
- 展望は?
3、NFTの生き残る道はゲームか?
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EXODUS とは?
「EXODUS」は、”CLONE X”のホルダーへ向けた新しいプロジェクトです。過去にCLONE XホルダーにエアドロされていたPodをバーンすることで新しいPodに変換できるイベントです。
↓見てもらうとわかる通り、CLONE Xのクリエイティブのクオリティはめちゃくちゃ高いですよね。
■詳細
簡単に解説すると
過去にCLONE Xホルダー向けに「Space Pod(2021年12月)」と「Loot Pod(2022年2月)」と呼ばれるPodがエアドロされました。
これはカスタマイズ可能なメタバース上の家であり、自分のNFTを飾ったりすることができました。
それらの「Space Pod」と「Loot Pod」をバーンすることで、新しいPodを生成できるイベントが発表されました。
詳細が下記の図ですが、「Space Pod×2 & Loot Pod×2 = Exo Pod」になり、「Space Pod×20 & Loot Pod×20 = Lux Pod」となります。
既存のSpace PodとLoot Podホルダーはイベントに参加しないことも選択でき、その場合は既存Podから自動で進化します。
今までは”部屋”をモチーフにしていましたが、今後は宇宙船になり、外の風景も描かれるようになります。
尚、新しいPodを活用して何をするのか、各Podのステータスの違いは何を示すのかはまだ不明です。
■ストーリー
大きなストーリーは「今住んでる惑星が消滅危機だから宇宙に脱出して別の惑星を探そう!」です。
もう少し詳細を解説すると3つのストーリーが明かされていました。
謎の物体が墜落、たまたまパトロール中に通りかかった人が発見、謎の信号を発しており、より大きな物体の墜落を予想
住民は緊急で避難するために家が宇宙船になり、出発準備を行う(今回のPodが宇宙船になるイベント)
間一髪、宇宙に逃れたが住んでいた惑星が消滅、、、
続く、、、
という感じです。ここから次なる惑星を探すための旅が始まるので、詳細の発表がまたれます!
■各Podのイメージ
HP上に内装が明かされていたので、紹介します。また、各PodはWeb上でNFTを飾ることが可能な”Oncyber”と連携しており、Oncyber上で閲覧できます。
いやあ、やはりLux Podはすごいですね。
2023年のCLONE Xは?
では、EXODUS含め今後の展開を予想してみます。
まずは発表されている情報からおさらいします。
■Project Animus
2022年10月にティザーMVが公開され、12月に「EGG NFT」がCLONE Xホルダー向けにエアドロップされたプロジェクトです。
こちらもまだ詳細は明かされていませんが、RTFKTの次期IPであるProjectであること、2023年のCLONE Xの目玉となることは明かされています。
EXODUSの動画の中にもEGG NFTが登場していますし、Podのステータス説明にも「Egg Incubator(孵化機能)」があるので、関連していることは間違いありません。
■2023年のRTFKT(CLONE X)は?
公式Discordで年始に語られていた方向性を要約してお伝えします。
This year, we are all on a Journey.
各コレクションのストーリーを磨き、繋げ、年末までにはプロジェクト・アニマスのリリースと主要なリアルイベントを開催する。Slower, Better, Together
クオリティを第一にしているので、既存コレクションの地道な改修も続けます。急ぎすぎず、あくまでクオリティ第一で良いものを一緒に作っていきましょう。Physicals
フィジカルなプロダクトを多数展開していく。Eggs : !PROTECT
アニマスを成功させます。Partnerships
新しいパートナーも発表する予定です。Interactive Storytelling
コミュニティと双方向なストーリーテリングをしていきます。Pod Burning
PodをバーンするEXODUSが始まります。
詳しくは公式のDiscordをご覧ください。
■展望は?
色々と公式で発表されている情報を並べてみましたが、要するに「まだ何も明かされていない状況」です。なので、ここからは完全に予想になります。
僕は遂に「RTFKTが手掛ける”メタバース空間”が登場するのではないか?」と予想します。そして、「ゲームを中心としたメタバースかな?」と思っています。
理由やストーリーはこんな感じです。
元々、CLONE Xはメタバース時代のアバターを作るコンセプトで作られた。
Project Animusはポケモンのようにクリーチャーが多数出てくるプロジェクトであることはわかっている。卵のNFTがあるようにそこからクリーチャーが生まれてくる。
EXODUSは惑星移動のイベントなので、新しい惑星に辿り着いたら、そこは「Project Animus」の世界(見たこと無いクリーチャーがたくさんいる世界)だった。
その惑星でPodとクリーチャーNFTを活用しながら生活するゲームが開始される。
そこがメタバース空間としても機能し、CLONE Xで上陸できる。
もしかすると、その空間内に出てくるグッズをフィジカルプロダクトとしても展開していくかも?
そもそもの展望と公開されている情報、そしてNFTプロジェクトとしての勝ち方を考えるとこうなっていく気がします。
NFTの生き残る道はゲームか?
CLONE Xはまだゲームと確定していませんが、今現在多くのNFTプロジェクトがゲームを作っています。
というよりも、本当は「メタバース(世界観)」を作りたいのだと思います。
キャラクターだけのIPは転用性が低く、正直マネタイズしづらいです。ただ、そのキャラクターが生きる世界を作ってしまえば、世界観IPとして幅広く展開できます。
その世界にある設定でグッズを作ることも、関連NFTも出せますし、リアルイベントもやりやすいですし、リアル施設(カフェなど)へも進出可能です。
ただ、メタバースを作ったところでそこへ集まる理由が必要です。世界で最も成功しているメタバースはゲームです。ゲーム(コンテンツ)で集めた後に交流が始まります。交流が目的で人が集まることはかなり難易度が高いです。
なので、Yuga LabsもCEOを元ゲーム会社の人に交代し、メタバースのOthersideにゲームのエンタメ要素を入れていくと発言していました。BAYCもゲーム始めましたし。
Azukiも最近メタバース発表しましたね。これはゲームになるかわかりませんが、どのプロジェクトも第二章としてメタバースへの進出を考えていることは間違いなさそうです。

すごく単純ですが、
PFPのNFTを販売(1年くらいはワイワイして熱量を保つ)
メタバースへ展開する(この繋ぎのストーリーと関連NFTの配布で半年くらい)
メタバース進出
は王道のルートになりそうです。
繰り返しになりますが、メタバース進出の理由は「キャラクターIPだけではマネタイズ(関連NFTやグッズ制作や新展開)に限界があるので、世界観IPに移行する必要がある」からです。
そう考えると、メタバースへ展開できないNFTプロジェクトは世界観を持てないので、ジリ貧になり徐々にコミュニティの熱量が下がっていく可能性がありますね。
ただ、99%のNFTプロジェクトはメタバース空間作れません。お金と人材がいないからです。
で、おそらくその未来まで見据えて、Yuga Labsは「Otherside」をディズニーランドみたいにして、「自社以外のNFTプロジェクトもこのメタバース内で自分達の世界作っていいよ!」というポジションを狙ってるんじゃないか?とも予想してます。
そうなれば、Othersideは無敵のメタバース空間に進化し、Apeコインは新しい通貨として機能しますね。2年後くらいにその未来がやってきそうです。
さて、CLONE Xの話からNFTプロジェクトの未来の話にまで展開しましたが、今年1年でだいぶNFTプロジェクトの生き残り方と勝者が決まっていきそうな感じがありますね!
引き続き注目して見ていきます。
«参考リンク»
・HP:https://exodus.rtfkt.com/
・Twitter:https://twitter.com/RTFKT
免責事項:リサーチした情報を精査して書いていますが、個人運営&ソースが英語の部分も多いので、意訳したり、一部誤った情報がある場合があります。ご了承ください。また、記事中にDapps、NFT、トークンを紹介することがありますが、勧誘目的は一切ありません。全て自己責任で購入、ご利用ください。
■運営者
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