【ERC-6551とTBA】NFTがコントラクトウォレットになる新発明!!トークンバウンドアカウントは多くのユースケースを生みNFTは遂にデジタルアイデンティティとなる!?
「ERC-6551」は、イーサリアムで提案された新規格で「NFT自体をスマートコントラクトウォレットへ変換し、NFTの中にNFTやFTを保管することができる規格」です。
おはようございます。
web3リサーチャーの三井です。
今日は「ERC-6551」とそれによって実現する「TBA」についてリサーチしました。
«目次»
1、ERC-6551 とは?
- 設立背景
- 出来ること
2、ワクワクする新規格
ERC-6551 とは?
「ERC-6551」は、イーサリアムで提案された新規格で「NFT自体をスマートコントラクトウォレットへ変換し、NFTの中にNFTやFTを保管することができる規格」です。
そして、ERC-6551によってウォレット化したNFTを「Token Bound Accounts(TBA)」と呼びます。

一見するとよくわからない機能ですが、MetaMaskのようなウォレットで出来ていたことがNFTで直接できるようになるということです。なので、関連コレクションの保管、POAPの保管、DeFiへの接続など、それらがNFTコネクトで実現します。
では、より詳細を理解するためにまずは設立背景から見ていきます。
■設立背景
この考えはとても新しく、2023年3月に提案されたものです。
提案者は「Future Primitive」と呼ばれるいくつかの成功したweb3企業に携わった人々で構成されたweb3 開発スタジオで、CryptoKitties/Dapper Labsの創設チームメンバー「bennygiang」が共同ファウンダーとなっています。
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