【dYdX / dYdX chain】世界最大級のDEXが独自チェーンを構築し完全な分散化を目指す / DAO(分散化)によるExitが成立する初の事例へ!?
dYdXはCosmos SDKを利用した独自チェーンを発表しました。
おはようございます。
web3リサーチャーのmitsuiです。
今日は「dYdX」についてリサーチしました。最近「dYdX」が独自チェーンを開発し徐々に移行することを発表しました。この辺りの時系列と詳細について解説します。
«目次»
1、dYdX とは?
2、dydX chain とは?
3、考察:DAO(分散化)によるExitが成立する初の事例となる?
dYdX とは?
「dYdX」は世界最大級のDEXです。暗号資産のトレーディングをユーザーに提供しており、ユーザーは自身の手持ち資産を超えた2~25倍の取引ができるレバレッジ取引が可能です。
より細かく言えば、クロスマージンの無期限先物契約取引(パーペチュアル・コントラクト / Perpetual Contract)に特化しています。クロスマージンとは、先物取引でレバレッジを行う際に差し出す証拠金として、取引ペアの保有額全てを使用することで、無期限先物契約とは、証拠金さえ維持していれば、決めた金額でいつでも指定通貨を入手できる金融取引手法の事です。
この辺りは金融系の知識となり少し複雑ですので、気になる方は改めて調べてみてください。ここでは、よりリスクを取った投資が可能なプロトレーダー向けのDEXだと覚えてもらえれば大丈夫です。
バブルよりはTVLは下がりましたが、変わらずに大きなTVLをキープしており、DeFiプロトコルの中でも上位に位置しています。
月額100,000ドル未満の取引の場合トレーディング手数料が無料となります。それ以上の利用者には手数料がかかりますが、所有するDYDXトークンの保有率に応じて手数料が変わるようになっています。加えて、dYdXのNFTであるHedgieを保有している人は手数料が10%割引されます。また、支払った手数料に応じて、dYdXのガバナンストークンであるDYDXが付与されるようになっています。
細かい仕組みや手数料、取扱通貨等に関しても解説したいことは山ほどあるのですが、その辺りはHPやDocumentを見ていただくとして、実は本題はここからです。
この記事を書こうと思った理由は、最近「dYdX」が独自チェーンである「dYdX chain」を構築し、完全な分散化への移行が話題になっていたからです。
ここから、「dydX chain」についての構想や変遷を詳しく解説します。
dydX chain とは?
まずは「dYdX」の創業者を紹介から入り、なぜ「dYdX chain」が誕生したのかの変遷を紹介します。
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