【DOSI】LINEが提供するアジアNo.1のNFTマーケットプレイスがいよいよ日本に正式上陸!!最大の特徴はメンバーシップ制度にある?
すでに世界180ヵ国、9ヵ国語に対応したグローバルなプラットフォームとなっています。
おはようございます。
web3リサーチャーの三井です。
今日は「DOSI」についてリサーチしました。
«目次»
1、DOSI とは?
- 特徴
- DOSI Citizen とは?
2、アクティブにさせる機能
DOSI とは?
「DOSI(ドシ)」はLINEが運営するNFTマーケットプレイスです。2022年9月に日本を除く世界180ヵ国において9ヵ国語に対応した「DOSI」のベータ版を提供開始すると、リリース5ヶ月でアジアNo.1のNFTプラットフォームへと成長しました。
そして、2023年3月よりLINEが日本で展開していた「LINE BITMAX Wallet」を「DOSI」の専用ウォレット「DOSI Wallet」へと統合され、日本国内でもDOSIが正式に上陸しました。
現段階では出品は審査制で誰でも出品ができるわけではなく、ユーザーはNFTの購入と保管、ホルダー特典の享受、二次流通への出品が可能です。
■特徴
有名IPのNFTが出品
韓国の芸能事務所「JYPエンターテインメント」所属の新人アイドルグループ「NMIXX(エンミックス)」、急成長中の韓国発のVTuberアーティスト「APOKI」など、超有名IPがNFTを出品しています。複数の決済方法を導入
クレジットカード、NAVER Pay、イーサリアム(ETH)、LINKでの決済が可能です。LINKはLINEが提供する独自通貨で、2023年1月に利用可能となりました。イーサリアムでの決済にはMetaMaskを、LINK決済の場合にはLINK専用のノンカストディアル型ウォレット「DOSI Vault(ドシ・ボルト)」を連携させる必要があります。ソーシャルログインを実装
LINE、Facebook、Googleで簡単にログインし、アカウント作成が可能です。独自のメンバーシップ「DOSI Citizen」を実装
利用額や特定のアクションによって独自ポイント「DON」が溜まり、それによってランクアップするメンバーシップ制度を導入しています。
■DOSI Citizen とは?
DOSIの最大の特徴はこの独自のメンバーシップです。
簡単に言えば、他のサービスでもあるような利用すればするほどポイントが溜まりランクが上がっていき、高ランクの方がポイントの溜まりも早いし、限定キャンペーンにもアクセスできるようになる仕組みです。
その前提において、幾つかの独自用語が出てくるのでまずは用語の解説をします。
DOSI Citizen:DOSIにおけるメンバーシッププログラム
Citizen NFT:DOSI Citizenにおいてポイントを貯めるためのNFT
Adventure:DOSI Citizenで参加できるイベント、キャンペーン
DON:DOSI Citizenで使用することができるDOSIのメンバーシップポイント
STEPNで例えると、Citizen NFTがNFTスニーカーでDONが内部通貨のGSTみたいな感じです。
では、詳細を解説します。
まずレベルは4段階あり、最初はトラベラーからスタートします。
その後、Citizen NFTの保有数、DONの獲得数、レベルアップパス(累計取引額$50ごとに1枚のレベルアップパスが付与)、累計取引金額が条件を満たせば、次のレベルにアップできます。
Citizen NFTはアカウント作成すれば無料で1つ貰えますが、その後にマーケットプレイスでの購入も可能で、複数所持すれば”DON”を獲得できるスピードも高まります。
DONは友達招待、毎日のログイン、NFTの購入などによって入手できます。
溜まったDONはレベルアップもしくは、Adventureのイベントに参加するために利用します。Adventureを簡単に言えばGiveawayイベントです。ブルーチップNFTも当たる可能性のある抽選イベントが毎週開催されており、そこに参加できます。
整理すると、Citizen NFTを保有・購入・収集しながらDONを貯めていき、レベルアップをさせてより効率よくDONを集めていく。さらに、貯めたDONをAdventureに利用することで高価なNFTもゲットできるチャンスもある。
この仕組みをDOSI Citizenと呼び、DOSI独自のメンバーシッププログラムです。

これから日本でも本格的に展開されていくとのことなので、自分でも色々と使ってみようと思います!
また、LINEの基盤となる新しいブロックチェーンについてもリサーチ記事があるので、ぜひそちらも合わせてご覧ください!
アクティブにさせる機能
本文でも書きましたが、やはりDOSI最大の特徴はメンバーシッププログラムにあります。そこでアクティブ率の向上と購買を促す仕組みを作っています。
NFTを購入しなくても毎日のログインボーナスでDONが貰える仕組みがあり、それを貯めるとブルーチップNFTも当たるキャンペーンに応募できるとなると、毎日ログインしてとりあえずボーナスだけ獲得するかという気持ちになったりもします。
また、昨日Twitterでメルカリのビットコイン機能について言及したのですが、メルカリでビットコインを購入するとアクティブ率が上がる気がしました、、。価格変動するので気になって見ちゃうんですね。

以前リサーチしたMetalinkというプロダクトも、自身のNFTのポートフォリオ(価格変動が閲覧できる)機能とソーシャルな交流機能の2つを実装していました。これによってアクティブ率を向上させている気がします。
つまり、web3のサービスにも今までのWeb2.0的なアクティブ率を向上させる機能はやっぱり強力で、それによって自然と定着し続けることは全然あり得るということです。
もっと言えば、そこを丁寧に設計し続け、いかにユーザーに定着してもらうのかがweb3プロダクトではとても大切な気がします。ユーザーにデータの所有権が移ってしまう世界では自社プロダクトを辞めることが簡単にできてしまいます。
そこで、DOSIでは独自ポイントを発行しており、レベルアップ制度があります。たとえばDOSIと全く同じことができるマーケットプレイスが生まれてもDOSIでポイントも貯めてるしレベルも上げてるからこっちを利用しようという気持ちが働くはずです。
つまり、NFTに関しては個人の手に渡りますが、サービスのロイヤリティプログラム、ポイントプログラムの設計によって、競合優位性を築くわけです。
そのやり方が主流になっていくかもなと感じたリサーチでした。自分でも使ってみます!!
«参考リンク»
・HP:https://www.dosi.world/ja_JP
・Twitter:https://twitter.com/DOSI_official
免責事項:リサーチした情報を精査して書いていますが、個人運営&ソースが英語の部分も多いので、意訳したり、一部誤った情報がある場合があります。ご了承ください。また、記事中にDapps、NFT、トークンを紹介することがありますが、勧誘目的は一切ありません。全て自己責任で購入、ご利用ください。
■運営者
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