【Cred Protocol】オンチェーンデータで信用スコアを算出 / 6つの評価基準を参照 / 10億人にDeFi融資を提供する!?
ユーザーのオンチェーンデータを元に信用をスコアリングするプロトコル。スコアリングされた数値はDeFiでの借入プロトコル等で利用され、その数値によって借入条件が決定します。
おはようございます。
web3リサーチャーのmitsuiです。
今日は「Cred Protocol」についてリサーチしました。
«目次»
1、Cred Protocol とは?
- 機能
- スコアリングの基準
- 展望
2、DeFiどうなる?
Cred Protocol とは?
「Cred Protocol」は、ユーザーのオンチェーンデータを元に信用をスコアリングするプロトコルです。スコアリングされた数値はDeFiでの借入プロトコル等で利用され、その数値によって借入条件が決定します。
Web2の現実世界でも個人や法人の信用スコアは存在します。例えば、CICと呼ばれる信用機関はクレカの滞納や借入に対しての遅延や滞納を個人ごとにスコアリングして保管されており、新規クレカの発行、銀行融資、銀行口座の開設等で参照されます。
個人でも法人でも、例えば巨額の融資や不動産の購入など、より大きな金額の決済となれば、信用スコアに加えてその人の資産情報や就労環境など、より細かな情報まで収集されて審査がなされます。
Cred Protocolはそういった判断をweb3の世界においてオンチェーン情報で行おうというプロトコルです。Cred Protocolで判断された信用スコアはDeFiおよびTradeFiで利用できるようにAPI連携が可能です。
■機能
コア機能は「Cred Score」と呼ばれる信用スコアの計測です。自身のウォレットを繋げると数分で算出され、300~1,000(高いほど良い)の範囲で算出されます。
そして、これらの様子をレポート化する「Credit Report」を作成できます。このCredit ReportはAPI連携が可能であり、ユーザーのウォレットを接続するだけでその人のCredit Reportを閲覧できる機能をプロダクトに組み込むことが可能です。
また、このスコアが更新された際にメール通知が届くようにも設定でき、常にモニタリングしてもらうことも可能です。
■スコアリングの基準
この「Cred Score」の判断基準を開設します。スコア算出画像の下の部分を切り取りました。スコアはこの6つの項目で判断され、スコア算出時にはそれぞれの項目に対しての評価が書かれるので、スコア向上のために何をすべきなのかがわかります。
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