【CollectTrumpCards】トランプ元大統領がNFTでトレーディングカードを発行!購入者は1対1でのディナーのチャンスも!?
「CollectTrumpCards(コレクトトランプカード)」は、トランプ元大統領が初めて発行したNFTトレーディングカードです。
おはようございます。
web3リサーチャーの三井です。
今日はトランプ元大統領が発行した「CollectTrumpCards」についてリサーチしました。
«目次»
1、CollectTrumpCards とは?
- NFT情報
- 豪華な懸賞
- 賛否を呼ぶ
2、透明性が高いweb3業界。全てをクリアにするべき?
CollectTrumpCards とは?
「CollectTrumpCards(コレクトトランプカード)」は、トランプ元大統領が初めて発行したNFTトレーディングカードです。
(Twitterより引用)
https://collecttrumpcards.com/
12月15日にトランプ元大統領が「重大発表がある」と告知し、それがNFTトレーディングカードでした。12月16日に販売を開始し、4.5万枚のNFTが12時間で完売しました。OpenSeaでも世界トレンドランキング1位を獲得しました。
■NFT情報
・名称:CollectTrumpCards
・発行数:45,000体
・チェーン:Polygon
・価格:0.99ドル
・購入方法:クリプト or クレカ
○レアリティ
絵柄はトランプ元大統領の歴史がオマージュされたクリエイティブとなっています。
1枚しか存在しないものもあれば、2・5・7・10枚に限定されるものもあります。レアリティはまちまちですが、20枚以上存在することはありません。
(HPより引用)
■豪華な懸賞
NFTを購入することで抽選に参加できます。
(HPより引用)
日本語に訳すと、こちらが景品になります。合計2,533名に当たります。
マイアミディナー
プライベートビーチでカクテルパーティー
1対1のミーティング
一緒にゴルフ
個別Zoom
グループでのZoomイベント
サイン入りの記念品
ゴールドの記念NFTカード
それぞれの詳細はこちらのページにもあります。
抽選は指定の期間終了後、ランダムで選ばれて購入時のメールアドレスに結果が届きます。また、やむを得ず抽選の商品を受け取ることができず辞退する場合は代替の商品も用意されています。
例えば、ディナーの参加券の場合は$75と引き換えることができます。
(懸賞ページより引用)
その他の代替商品、そして各懸賞の個数に関してはこちらを参照ください。
また、一人で45個のNFTを購入した方には抽選ではなく「ディナーの参加チケット」が保証されます。
■賛否を呼ぶ
世界的に有名人で、いつも物議を醸す発言や言動を繰り返してきたトランプ元大統領ですので、このNFTもやはり物議を醸しました。発表直後からあらゆる人やメディアがこの話題一色となり、賛否両論です。
例えば、GIZMODEのこちらの記事では、「NFTの背景が○○に似ているから真似したのではないか」という指摘をしています。
(どちらもこちらの記事より引用)
また、その運営会社の信用を調査したりと、否定的な意見も数多くありました。もちろん純粋にNFTを楽しんでいる方が多いので1枚99ドルのNFTが45,000枚も完売したのだと思います。
懸賞以外のユーティリティやロードマップは発表されていませんが、”最初のカード”と書かれていたので、今後も新しく発表があるかもしれません。今後も注目して見ていきたいと思います!
透明性が高いweb3業界。全てをクリアにするべき?
今回のトランプ元大統領のNFTも、反対派の意見に「どこが運営してるの?」や「ちゃんとNFTとして技術的な実装できてる?」、「画像(クリエイティブ)の著作権など大丈夫?」等がありました。
これらはこのNFTプロジェクト特有ではなく、おそらく全てのNFTプロジェクトに投げかけられる疑問です。
web3業界は「透明性」が大きなキーワードの一つとして存在します。それが今までのweb2からの革命なので、かなり重要視される側面です。
ブロックチェーンという技術を使えば、基本的には全ての履歴がわかるので必然的に透明性が高くなります。ただ、この辺のどこまでオンチェーンに刻んで、どこまでサーバーで管理するかは割とプロジェクト毎に違う気がします。
結局、一部ブロックチェーンは活用してるけど、ユーザー情報は変わらず運営側のサーバーで管理して見えない状態になってることも多々あります。もちろんセキュリティ面を考えたり、まだ技術的に実現できない部分もあると思うので、その状態が悪いか否かはここでは言えません。
ただ、僕は「透明性」の文化や価値観は好きなので、適切な形で残っていって欲しいなと思っている派です。別に全てを透明にするのではなく、スタンスの話だと思っているので、公開できる部分は常に公開し、どうしても公開できない部分は素直にそう伝える。その姿勢こそが大切だと感じています。D2C企業のAllbirdsとかもそうですよね。それがブロックチェーンを活用すれば、データの信憑性の裏付けがついたり、自動で透明性が高い状態を作れるわけです。
とはいえ、人は”便利”なものに食いつくので、最近の大企業のweb3参入によって、圧倒的に便利なものが生まれてしまうと、なんちゃってweb3が社会実装される可能性も大いにあります。
この辺りは難しい問題ですね。人が使えばOKなのか、今より便利になればOKなのか、web2からweb3への変遷はそんな問いも投げかけている気がします。ブロックチェーンの時代でも、web2と同じように独占が進む可能性も全然あると思います。
今後も注意しながらその動向を見ていきたいです!
引用/参考リンク
CollectTrumpCards
・HP:https://collecttrumpcards.com/
・Twitter:https://twitter.com/CollectTrump
・OpenSea:https://opensea.io/collection/trump-digital-trading-cards
(※リサーチした情報を精査して書いていますが、個人運営&ソースが英語の部分も多いので、意訳したり、一部誤った情報がある場合があります。ご了承ください。)
以上、面白いなと思った方はSNS等でシェアいただけると非常に励みになります!
ご覧いただきありがとうございました!
mitsui @web3リサーチャー
Twitterでもweb3に関する情報(プロジェクト・ニュース・単語の解説、プロジェクトオーナーへのインタビュー記事、リサーチからの学びや考察記事)を毎日発信中!