おはようございます。
web3Researcherの三井です。
今日は最近リリース情報が公開されて話題沸騰中の「暴走東京」についてリサーチしました。
«目次»
1、暴走東京とは?
2、単なるNFTではない、メタバースアイデンティティを目指すプロジェクト
3、NFTプロジェクトにおいて「誰がやるか」は非常に重要
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暴走東京とは?
暴走東京(ボウソウトウキョウ)とは「暴走族×サイバーSF」をテーマとしたNFTプロジェクトです。
https://www.bosotokyo.com/#hero
自由を求めて走る日本の暴走族にインスパイアされたものとなっており、メタバースにおける暴走族をモチーフとし、10,000体のジェネレーティブNFTとしてリリースされます。
暴走東京のネーミング(コンセプト)について、公式のAMAでは次のように語っていました。
暴走族そのものがテーマというわけではありません。
何かに反抗し、自由を求めて走る彼らの姿が、中央集権にあらがい、自由で新しい分散型の世界に向かう今のWEB3の思想に近いという点や、彼らの掲げるスローガンである「天上天下唯我独尊」自分はこの世界でただ一人しかいない尊い存在であるという信念から着想を得て暴走東京は生まれました。
日本発のNFTプロジェクトで、2022年6月に情報が解禁され、およそ1ヶ月半が経った現在、非常に期待値が高いプロジェクトとして注目がされています。
渋谷のクラブで約700名が参加したローンチパーティーを開催したり、バス広告を出したりと、ローンチ前にド派手な活動をしていることでも話題となっていますが、その注目度の背景にあるのは、豪華なチームメンバーです。
チーフイラストレーターを努める「天神英貴」さんは、マクロスやガンダム、エヴァンゲリオンのクリエイティブに携わった方です。錚々たる過去作品を見ればわかりますが、日本人クリエイターの中でも超有名な方がデザインを務めるということで、かなり期待がされています。
また、クリエイティブディレクターに国内で泡パーティーを初開催した仕掛け人である「Afromance」さんが就任しています。NFTホルダーに対しての限定イベントも多数用意しているとアナウンスはされており、コミュニティーメイキングの意味でも暴走東京に期待がされています。
この他にもまだ公開されていない豪華メンバーも存在しているらしく、そのチームメンバーの豪華さから、非常に期待されています。
単なるNFTではない、メタバースアイデンティティを目指すプロジェクト
公式HP上で、暴走東京のビジョンとして掲げられているのがこちらです。
アイデンティティというのがわかりづらいと思いますが、これはメタバース中心のデジタルスペースにおいて、自分を表すものという意味で使ってます。
今後、仕事用やプライベート用のメタバースなど、複数のメタバースを行き来する時代が来ると考えています。
その際、メタバース毎にアバターを変えるのが主流になる一方で、どこのメタバースでも共通のアバターを求める需要というのも発生すると考えています。
PFPでもあり、メタバースアバターでもある。そのような未来のメタバース中心の世界におけるアイデンティティの実現を目指すのが暴走東京です。
«公式AMAより»
つまり、単純なPEPとなるNFTを販売するのではなく、メタバース時代におけるアイコン(アバター)の一つを作り上げようとしているプロジェクトとも言えます。
なので、そのNFTのクリエイティブには非常にこだわっており、NFTホルダーに対しても多くの特典が付与される予定です。
■NFTは大きく分けて3種類
■NFTホルダーへの特典
ステーキング
NFTを預けることでRPMというものを獲得し、このRPMが一定量以上貯まると報酬が獲得できるという仕様になっています。商用利用権の付与
「自由」を謳うプロジェクトなので、NFTホルダーには自由に商用利用して良い権利も付与する予定です。ホルダー限定のイベント
限定コミュニティのアクセスやイベント参加権が付与される。また、ガバナンスの投票権も与えられるようになっており、参加することでもさまざまな報酬が得られることを予定しています。メタバースアバターとしての活用
NFT購入で、メタバースで活用できる3Dアバターが付与されるようになっています。
ただ、これからリリース予定のプロジェクトなので、それぞれの特典の詳細はまだ公開されていない状況です。
■ロードマップ
今後、2022年7月28日にWL保有者向けのプレセールが行われます。プレセールでは2,500体が配布され、その後7月31日にパブリックセールが開始され、合計で10,000体のNFTが販売されます。
それ以降のロードマップに関してもHP上に簡易的にまとめられています。
https://www.bosotokyo.com/#roadmap
このように非常に期待値が高いプロジェクトですが、ホワイトリストの価格が発表された時に、その値段の高さに対して反発を抱いたユーザーも一定数おり、Twitter上でも議論が巻き起こりました。
今後、販売が開始された後にどのような反応があるのか、どのようにプロジェクトが進んでいくのか、目が離せないプロジェクトの一つです。
NFTプロジェクトにおいて「誰がやるか」は非常に重要
暴走東京をリサーチしていて、間違いなくこの注目度の高さはそのチームメンバーにあると感じました。
クリエイティブの質や派手な広告を出したことによる話題性も0ではありませんが、現時点のNFT業界において、クリエイティブだけに魅力を感じて購入する人は多くありません。
“NFTであること”で高い金額を支払い、購入をするので、その最大の特性である”売買が可能である”点が購入の最大の理由になっています。つまり、投機性ですね。
想いやコンセプトに共感して、日本人だから応援で、クリエイティブが好きだから、ホルダー限定のコミュニティーに魅力を感じて、それらの理由は決して嘘ではないと思いますが、同じクリエイティブでもNFTで販売されていなかったら購入はしていないはずです。
NFTでやる以上、投機性から目を背けることはできません。買う側も、作る側も。
ただ、それが悪いことだとは全く思いません。
初期から応援してくれてたファンに対してリターンをきちんと返せる世界ですし、プロジェクトの成功がファンも作り手もどちらもリターンが返ってくるような協力関係が結べるので、一緒になって頑張れます。NFTのそういった関係値が僕はむしろ好きです。
で、その投機性において、やはりNFTプロジェクトは「誰がやるか」が物凄く大事だと感じました。超有名人であれば誰でも成功するとは思いませんが、初期の期待値や信用度は違います。
クリエイティブの細かい質やそのビジョンやロードマップの真偽を判断することは一般の人では中々難しいので、誰がやっているか、もしくは誰が購入しているかでそのNFTプロジェクトの信用を担保して、購入の連鎖が起きます。そして、初期のNFT販売による資金調達が成功すれば、その資金で次々と新しい仕掛けを実施することができます。
この現象は仕方ないと思いつつ、今の影響力の延長線上での世界観の話なので、少し悲しいなとも思いますね。実はweb3の世界は強者がより強者になっていく道が強まった側面もあるのかもしれません。まだ黎明期なので、今後は違う文化に変化していくのだとは思いますが。
自分の手でも、無名からグローバルに通用するNFTプロジェクトを作り上げていきたいと感じました。
※暴走東京自体のあり方を否定しているのではありません。むしろガンダム世代の僕としてはそのクリエイティブとプロジェクトの構想にワクワクしまくってます🔥
以上、記事が面白いなと思った方はぜひ「アドレス登録」と「SNSでシェア」をしていただけると嬉しいです。引き続きweb3をリサーチしていきます。
おわり。
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