【Bond】預入資金の運用益がクリエイターに分配される新しい形のファンクラブ / Morphで安定運用 / @joinbond

投機と応援の境目は難しい

おはようございます。
web3リサーチャーのmitsuiです。

今日は「Bond」のリサーチです。

Bondとは？
変遷と展望
投機と応援の境目は難しい

---

TL;DR

• Bondは「返金可能な一度きりの支援」により、ファンがお金を失わずにクリエイターを応援でき、クリエイターはその資金運用から生じる利息を収益として得る、新しいオンチェーン型の支援プラットフォーム。

• RoyalはV1（音楽NFT）・V2（AI音楽のプロヴェナンス）を経て、投機や所有ではなく「参加とつながり」こそが本質だと学び、Bondへとピボットした。

• Bondは投機性や証券リスクを排し、信頼・認知・長期的関係性を軸に、音楽に限らずあらゆるクリエイター領域へ拡張されていく構想を持つ。

---

Bondとは？

「Bond」は、クリエイターとファンを直接結びつける新しい支援プラットフォームです。

ファンがクリエイターに対して一定額の資金を「預け入れする（ボンドする）」ことで、クリエイターが提供する特別な体験にアクセスできます。ボンドされた資金は一度限りのデポジットであり、ファンはいつでも元本を引き出せる（返金可能）ため、従来の投げ銭やサブスクリプションとは異なり実質的な費用負担なく応援できる点が特徴です。

サービスの仕組みは次の通りです。

ファンによる支援のデポジット

ファンは最低1ドルから好きな金額を一度だけクリエイターにボンドできます。ボンドは継続課金ではなく一回限りの預託で、以後もメンバーシップが維持されます。

また、ファンはいつでも自分のボンドした元本を引き出せます。必要に応じて預けた資金を返金でき、クリエイター支援を取りやめることも可能です。ファンにとってリスクの低い応援手段であり、クリエイターとの強い繋がりだけが残る仕組みです。

「Inner Circle」への参加と特典

資金をボンドしたファンはそのクリエイターの「Inner Circle」と呼ばれる特別グループに参加します。クリエイターはInner Circleメンバー向けに、専用グループチャットへのアクセス、限定コンテンツの閲覧、ファイル共有、ボンド額ランキングへの掲載といった特典を提供できます。