おはようございます。
web3リサーチャーのmitsuiです。
今日は考察記事となります。
🧠抽象化=新しい学習を必要としない
💧Token Abstractionとは?
⛓最後にBlockchain Abstractionが起こり、マスアダプションが完了する
🧠抽象化=新しい学習を必要としない
「Account Abstraction(AA)」によってEOAウォレットからコントラクトウォレットに移行し、ウォレットを意識しなくて済むようになります。
”意識しない”とはどういう状態なのかを定義することは非常に難しいのですが、”新しい概念を理解せずに利用できること”なのかなと思います。
EOAだと秘密鍵を自身で管理する必要がありますし、ウォレット作成時の体験もこれまでのアカウント作成とは異なります。一方のコントラクトウォレットだとソーシャルログインや端末のパスキーによるアカウント作成が可能で、リカバリーもソーシャルリカバリーでいけます。これは既存のアカウント作成と同じです。さらに、ガススポンサーシップによって、ガス代を保有しなくてもweb3の世界を体験することができます。
続いて、昨日のインテントの記事でも触れましたが、「Chain Abstraction(CA)」という概念があります。これはチェーンを意識しなくて済む体験です。
上記と同じように抽象化を新しい概念を理解せずに利用できることと定義すると、CAはチェーン間のブリッジやそれぞれでガス代を保有する必要性がなくなる世界です。特にチェーン間のブリッジですね。いわゆるマルチチェーン・クロスチェーン・オムニチェーンとか言われる世界です。
CAの構造は(色々な定義はありますが)、割とインテントと絡んでいると個人的には感じます。チェーン間を自由にガスレスで何も意識せずにアセットを移動しているということは、その裏側にはチェーンでアセットを移動させ、ガス代を代行し、それらが適切に行われているかを監視する必要があります。
AAもCAも実装されると、
ソーシャルログインでウォレット作成
デジタルアイテム(NFT)を自由に購入(法定通貨のオン/オフランプが発展し法定通貨決済も普及するかも)
デジタルアイテムを自由に売買
全てガスレスで実施
DeFiもどのプロトコルにもどのトークンからでも預け入れが可能になる、受け取りのトークンも指定可能
サブスクの支払い、一定の条件が達成された時の自動支払いなど、支払いをスマコンでプログラム化できる
これらが実現し、一般ユーザーでもかなり使い勝手のよう体験が実現します。
そして、僕はさらに「Token Abstraction(TA)」が進むと予想しています。
💧Token Abstractionとは?
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