おはようございます。
web3リサーチャーのmitsuiです。
今日はお知らせ回となります。今後のニュースレター運営に当たってとても大切なお知らせとなりますので、ぜひ最後までご覧ください。
2024年1月より価格が変わります
まず具体的な変更事項からお知らせします。少しややこしい部分もあるので注意してご覧ください。
2024年1月1日より有料購読の価格が「月額8ドル/年額80ドル から 月額15ドル/年額150ドル」へ変わります。
但し、「現在有料購読いただいている方」そして「2023年12月31日までに有料購読いただく方」は2024年1月以降も現在の価格のままで有料購読いただけます。
特に注意していただきたい点は2つ目で、今回の価格改定はあくまでも2024年1月以降、新規で購読いただく方の価格となります。Substackの仕様上、価格改定後もそれまでに購読いただいている方はその価格のままで購読し続けることが可能です。
注意点があります。
Substackの仕様が突然変更になった場合は、価格が変更になる可能性がありますのでご了承ください。(現時点でそのような情報は見られません)
決済の失敗など意図しない解約だとしても、一度解約した後は新規購読となり、変更後の価格となりますのでご注意ください。
特に最近、決済の失敗が非常に多いです。これはSubstackの仕様が変わったのか、決済で利用されているStripeの問題か分かりません。American ExpressやJCBのクレカだと決済がうまくいかないケースが多い気がします。既存購読者の方でも、もし決済がうまくいかないと感じた方はクレジットカードを変更いただけると幸いです。
これまでの変遷と変更の背景
続いて、変更の背景について説明させてください。これまでの変遷を書いた方がわかりやすいと思いましたので、まずはこの「web3 Research JAPAN」の変遷を簡単に振り返らせてください。
①誕生(2022年6月末)
web3に関しては2018年頃から趣味的に勉強していましたが、事業にするまでには至っていませんでした。2020年に自分の会社を作り、最初はWeb2領域でサービスを作っていました。ただ、大ヒットするには至らずにどうしようか考えていた時に、やっぱりweb3やりたいなと思い、それまでやっていた事業を全てクローズしてweb3にコミットすることを決めました。
ただ、web3を改めて勉強していくと”中途半端な知識ではプロダクトを作ることすらできない”と気づき、まずは勉強から始めることにしました。その勉強の備忘録として始めたのがこのニュースレターです。発信した方が自分も理解できるし、サボらなくなるだろうという軽い気持ちで始めました。
始めてみると想像よりもweb3が楽しいことに気づきましたし、これまた想像よりも記事の反響がありました。そして、自分が書いてて楽しいし、やるのも苦じゃないので、web3リサーチャーとして続けてみることにしました。
この頃は不定期更新で、週3~4本くらいを出していました。
②本格始動(2022年10月頃)
X上で記事の反響を貰えるようになってくる中で、web3リサーチャーとして活動続けていけるかもしれない(1つの事業になるかもしれない)と思うようになりました。
最初はニュースレターを書きながら、web3企業からリサーチ案件をいただく事から始まり、この頃から徐々にリサーチの案件が増えていきます。ニュースレターを書いていることで”これくらいの記事が書ける人”という認知が取れていたので、そこから問い合わせいただいた方からの仕事がほとんどでした。ありがたい。
この頃から毎日更新を頑張り始めました。
③有料購読プランスタート(2023年1月)
ニュースレターの反響も増えてきて、web3に限らずニュースレター自体のマネタイズも勉強している中で、このニュースレターでも有料記事の更新ができるのではないかと思うようになりました。世界を見ればweb3の有料ニュースレターも多くありましたし、国内でも有料メディアが存在していました。また、お金を払って情報収集するという文化も醸成されてきた感覚もあったので、始めてみました。
とはいえ、最初は何を更新すれば良いか全くわからなかったので「12ヶ月無料クーポンを全員に配布」しました。2023年1月末~2月初頭にかけて配布したので、当時から応援(購読)いただいている方は今でも無料で購読いただいています。全員に12ヶ月無料なんてサブスク系のサービスで聞いたことがないので、少しだけ話題になり多くの方に知ってもらえる機会にもなりました。
当初は月額5ドルからスタートしましたが、まずは無料で入ってもらい、週1本程度を更新して反応を見ていこうと思っていました。この頃は無料記事を毎日配信し、有料記事を週1本更新していました。
④有料購読プラン本格化(2023年5月)
リサーチ案件もやりながら有料購読プランもスタートする中で、色々考えた結果、僕の中で「ニュースレターで生きていけるようにする、まずはweb3リサーチャーとして世界で有名になる、その後にプロダクトで勝負する」と決めた瞬間がありました。
そこから有料購読プランを本格化しました。
価格を月額5ドルから月額8ドルへ、更新頻度を週1本から週5~6本へ変更しました。ここで無料記事と有料記事の更新割合が逆転し、有料購読者がメインのニュースレターとなりました。
実はこの決断の背景にはTwitterとSubstackの喧嘩もありました。TwitterがSubstackリンクを排除したことで、プラットフォームに依存する影響力やマネタイズは非常に危険だと感じ、自分でダイレクトに課金してもらえるコンテンツを作っていこうと思うようになりました。Substackもプラットフォームですが、メールアドレスを引き継げばいつでもプラットフォームを横断できます。
🆕⑤有料購読プランを世界へ(2024年1月~)
そして、今です。
実は有料購読プランを本格展開した時は「週1~2本無料で週5~6本有料」という比率でしたが、そこから平日お昼のニュース解説が加わり「週1~2本無料で週10~11本有料」という比率に変わりました。そして、レポート記事の更新など、コンテンツもブラッシュアップさせてきました。
そこでの反応を見ながら、自分の中で提供する価値と価格のバランスに自信が持てたので、このタイミングで価格変更に踏み切りました。
まあ正直、値上げです。そしてほぼ倍の値上げなので人によっては”高い”と感じる人もいるかと思います。全ては購読いただく受け取り手の方次第ですので、それは僕自信が価格に見合う価値を提供できるようにコンテンツをブラッシュアップしていきます。
ただ、少なくとも自分自身の中では、週10~11記事・月40~44記事が届くニュースレターは月額15ドル(約2,200円)の価値が提供できると感じています。月に100時間は記事作成に時間をかけていて、月40記事が月額2,200円だとしても1記事あたり55円です。
あ、今後も更新頻度は変わりません。反応を見ながらコンテンツは少しずつアップデートしていく予定ですが、変わらずに毎朝と平日お昼に週12記事を更新予定です。
有料購読者の方はその全てを購読でき過去500記事以上のアーカイブ記事も全て閲覧できます。無料購読者の方は週1本(火曜)の記事を7日間限定で閲覧できます。過去記事は見ることができません。
リサーチ記事の収益化
そして、この機会ですので「リサーチ記事の収益化」について自分の意見を書いてみます。
web3は公共財を作ることが目的の1つとして存在するので、”知識”であるリサーチ記事も無料記事として更新している人が多いです。
ただ、無料で更新し続けることは現状の資本主義では生活ができなくなるので不可能です。VCやプロダクトを持っているなど、裏に収益化できる商品やサービスを持っているか、スポンサー広告かダイレクト課金による記事自体の収益化をしなければ続けられません。
実際に更新がストップしてしまうメディアやニュースレターも数多く見てきました。正直、気持ちは痛いほどわかります。記事を書くのってめちゃくちゃ大変で、それを更新し続けることは想像したよりも大変でした。その労力に対してのリターンがなければ何のために更新しているのかわからなくなるはずです。
僕自身、web3の公共財を作る思想や技術には非常に共感しています。ただ、資本主義に生きる以上、収益化を考える必要があり、そこから目を背けてはいけないとも思っています。なので僕はリサーチ記事を有料にして収益化することにしました。
web3リサーチャーとして有益な記事を書くには、コミットできる時間が必要です。その時間を確保するにはお金が必要です。そのお金を別で稼いでリサーチをするよりも、リサーチでお金を確保でき、時間的余裕ができ、より良いリサーチ記事が書けるというループを回した方が自分自身にとっても健全ですし、そこに価値を感じてくれる人は必ずいるのではないかと思いました。
なので僕はリサーチ記事を収益化することは悪いことだと思っていませんし、むしろ僕が普段から継続的に記事を読ませてもらっているメディアやニュースレターに関しては”課金するからどうか続けてくれ、、!!”とすら思ってます。
とはいえ、特に日本国内ではニュースレターの運営ノウハウはあまり見られませんし、さらに個人が主体となって運営するニュースレターできちんと値付けして運営しているニュースレターも多くないので、自分でその辺のノウハウも開拓できたらなと思っています。
最後に
長くなってしまいましたが、最後に自分が運営する中で意識していることを書いて終わりにします。
それは「初期から応援(購読)いただいている方が得をする(損しない)形を取り続ける」です。
SubstackはWeb2プラットフォームですが、せめてweb3っぽい思想は大切にしたいなと思ってます。web3はNFTやFTなどの配布や保有によって初期から応援してくれていた人に適切なリターンがある世界です。
なので、ニュースレターを運営する中でも「初期から応援(購読)いただいている方が得をする(損しない)形を取り続ける」ことは意識しています。
最初に説明した通り、価格改定後も既存購読者の方はそのままの価格で読み続けることができます。これはSubstackの仕様ですが、僕はこれが非常に気に入っています。
これまでの変遷を見てもらえればわかると思いますが、実は現在の有料購読者の中には3パターンが存在しています。
“12ヶ月無料”組(以降は月額5ドル)
“月額5ドル”組
“月額8ドル”組
もちろん僕からすればどのタイミングからでも購読いただけることは非常にありがたいです。ただ、最初から購読いただいている方が少しでも得をする形で運営し続けていきたいという想いがあったので、こういう形を取っています。
なので細かいことですが、基本的には「今加入すれば○ヶ月無料!」みたいなキャンペーン企画をしていません。昔は少しやっていましたが、それをするとデフォルトの7日間無料トライアルで入った人が”その時に入ればよかった”と感じると思ったので、辞めました。やるとしたら抽選の企画で、その際は有料購読者の方も参加対象に含めて実施します。
そんなことを思いながら運営しています。
体調不良の時に少しだけ記事更新を休ませていただいたり、思想通りに運営しきれない部分もまだまだあると思います。ただ、web3リサーチャーとして世界で有名になり、ニュースレターをきちんと収益化して、圧倒的に時間をかけて、より良いリサーチ記事をひたすら更新していけるように今後も頑張ります。
何より、リサーチが楽しいので、これをずっとやっていたいと思い、何とかそれだけ出来る環境を獲得しようとしてる感じです。
そして、X上ではインターン生を募集したり、ニュースレターでも多言語展開を仄めかしていましたが、2024年1月より挑戦する予定です。まずは英語だけで、、みたいな気持ちもあったのですが、どうせ翻訳する手間があるなら一気に仕掛けても同じじゃないかと感じて、いきなり多言語で挑戦してみることにします。
JAPAN(母国語)ですら、ここまでに1年半かかっているので、海外展開しても1年くらいは音沙汰ないかもしれません。ただ、展開してみないと見えてこない景色もあるので、とりあえず挑戦してみます。世界のmitsuiへ向けて、頑張ります!
それでは改めまして、2024年1月より価格が変わります。
2024年1月1日より有料購読の価格が「月額8ドル/年額80ドル から 月額15ドル/年額150ドル」へ変わります。
但し、「現在有料購読いただいている方」そして「2023年12月31日までに有料購読いただく方」は今後も現在の価格のままで有料購読いただけます。
決済失敗も含めて一度解約してしまうと新しい価格での購読となりますのでご注意ください。
色々なご意見あると思いますが、価格以上の圧倒的な価値を感じてもらえるように、引き続きリサーチし続けますので、今後ともよろしくお願いします!!!!
免責事項:リサーチした情報を精査して書いていますが、個人運営&ソースが英語の部分も多いので、意訳したり、一部誤った情報がある場合があります。ご了承ください。また、記事中にDapps、NFT、トークンを紹介することがありますが、勧誘目的は一切ありません。全て自己責任で購入、ご利用ください。
About us
「web3 Research JAPAN」は、web3リサーチャーmitsuiが運営するリサーチニュースレターです。web3全般に関するリサーチ記事とニュース解説をお届けします。月額8ドルで有料購読でき、月100時間をかけたリサーチ記事が毎日届きます。
著者:mitsui @web3リサーチャー
web3に関する情報(プロジェクト・ニュース・単語の解説、プロジェクトオーナーへのインタビュー記事、リサーチからの学びや考察記事)を毎日発信中。
・web3に関する情報発信を毎日行うXアカウントはこちら
・mitsuiと購読者で直接話せるSubstackのチャット利用はこちら
・法人向けのweb3サポート(リサーチ・新規事業立案や伴走・マーケ・開発など)の窓口はこちら