おはようございます。
web3リサーチャーのmitsuiです。
今日は最近感じることについて書いてみます。あんまりweb3関係ない話ですが、大事な内容だと思っていますので、ぜひ最後までご覧ください。
前置き
web3界隈は賛否両論が多いですね。あえてプロジェクト名は挙げませんが最近も日本市場の中で賛否両論が巻き起こす議題がありました。
この記事は時事ネタに切り込むわけでも、特定のプロジェクトの解説や意見を述べるのではなく、単純に自分自身の考えの整理として書いています。1発信者の端くれとしてのスタンスを整理し、いつもニュースレターを読んでくださり、応援してくださる方へも共有したいなと思いました。
なので、あくまで自分自身の話であり、SNS上での誰かを否定するわけでも批判したいわけでもありません。
それではどうぞ。
以前から変わらないリサーチャーとしてのスタンス
僕自身はweb3リサーチャーとして活動している中で意識していることが、大きく3つあります。
事実(情報)を届ける
その上で個人の解釈(意見・考察)を届ける
批判的な内容は書かない
これには”個人の思想”と”発信者として有益なアカウントだと認知されるにはどうすれば良いのかを考えた”という2軸があります。
後者の方がわかりやすいので説明すると、簡単に言えば「実績もないし誰かよくわからない奴の意見とか要らない」です。これはけんすうさんが過去に書かれたnote「これから発信してファンを増やしたいぞ!という人のための教科書」で整理されていた図に影響を受けています。全くもってその通りだと思います。
なので、リサーチャーとして発信情報の8~9割は情報(事実)をわかりやすく届けるということに徹しています。その上で、事実と明確に切り分け、自分の意見や考察も添えています。
自分の意見や考察に関しても、100%自分が思ったことや感じたことを書いていますが、批判的なことは基本書きません。意図的に書いていないのですが、そもそも批判的に感じることがあまりないというのも正直なところです。
web3って知れば知るほどプロダクトまで作り上げるのがめちゃくちゃ大変だし、開発からトケノミクスの設計まで、やることが膨大にあります。なので、そもそもプロダクトにまで落とし込まれている時点ですごいなと思っちゃいます。
もちろん、自分なら使わないと思うプロダクトはありますし、自分の好みと違うトケノミクスだと感じることはあります。でもそれは価値観が違うだけで否定・批判する理由にはなりません。
事実と解釈は違う、合わないと嫌いは違う、嫌いと批判して良いは違う
ここもあくまで個人の価値観ですが、僕は発信する際に事実と解釈を明確に分けるようにかなり気をつけています。正直、ここが分かれていない発信はかなり危ういとすら感じています。発信者の思想が刷り込まれた状態の情報を事実として認識してしまう可能性があります。
例えば、Yuga Labsを紹介する際に、CryptoPunksやBAYCの凄さをNFTの歴史から説明するのか、冬の時代になった時の価格下落率を強調して紹介するのか、これによって全く印象が異なるはずです。CryptoPunksもBAYCもApeCoinも全盛期から比べたら価格急落しています。
価格急落は事実なので”事実の発信”と感じる人もいるかもしれませんが、これは発信者の解釈が入った上で事実を探しにいっています。「データは嘘をつかないが、嘘つきはデータを使う」という言葉もありますが、まさにこれです。
もちろん、僕が全ての情報を網羅して個人の解釈が0の状態で発信できているのかと言われたら、そんなことはないと思います。僕はweb3に肯定的なのでそのフィルターでプロジェクトを見て、その良さや凄さを伝えようと思い、記事を書いてます。
ですが、必ずHPやWhitePaperなど公式ドキュメントを見て、公表されている事実部分を読み手にわかりやすいように整理して伝えることにしています。
なので、事実と解釈を一緒にしないように気をつけますし、個人的に合わないプロジェクトであろうが嫌いではなく尊敬があります。また、(正直これは思い当たる節がないので空想の話ですが)例えばファウンダーの言葉尻やユーザーへの態度が嫌でそのプロジェクトが嫌いになったとします。でも別にそれをどこかで嫌いだと発信することはありません。
尚、くれぐれもですがこれはあくまで僕個人の価値観・思想の話であって、全員がこうあるべきだという話ではないですし、読んでいる方へ強要したいわけでもありません。自分の思考の整理といつも読んでくださっている方への筆者紹介というか、僕はこういうスタンスと価値観でいつも記事を書いてますという共有です。
SNSなんて誰でも何でも発信して良いですし、どの発信を受け取るのかを受信者が判断できるので、法律に違反しない限り発信側は自由です。
ただ、撃っていいのは撃たれる覚悟のあるやつだけなので、誰かを撃てば巡り巡って自分が撃たれることになると思っています。何かを否定することで自身のポジションを確保するのは非常に簡単ですが、ネガティブな発信はネガティブな受信者からの共感を得てしまいますので。
どんな挑戦には批判する要素が存在します。大きければ大きいほど穴はあるし、穴がないことは挑戦ではなく予定です。不確実な未来をリスクをとって作りにいくからこそ、アントレプレナー(開拓者)だと僕は思っています。
web3って楽しい!!
色々話が膨らみましたが、ニュースレター運営者としてのスタンスと価値観でした。ただまあ、ダラダラと書きましたが、正直それらは全て忘れてもらっても良いです。
実は発信者のスタンスとか思想とか、そういうのを考えているのは1%くらいで、僕は単純に、web3をリサーチするのが毎日楽しくて仕方ないので「この感動と楽しさを多くの人に伝えたい!!!」と思って書いてます。(あと”自分が勉強したい!”もあります)
いやあ、やっぱりブロックチェーンの技術ってすごいと思うんですよね。多分僕もまだその凄さの10%くらいしか見えてないと思いますし、人類全体で見てもそのポテンシャルの半分くらいしか引き出せていないのだと思います。
世界を変えるテクノロジーだと信じていますし、僕はその未来を創る人間の1人になりたいと思っています。
個人の興味領域はReFiです。
web3全般に興味はありますが、自分がプロジェクトとしてやるのはReFiです。社会課題をブロックチェーンを使って解決することで、これまでは非営利でしか出来なかった(=あまり着手できなかった)社会課題を解決できる可能性があります。
「全ての社会課題を解決する仕組みを作る」
実はこれが僕の会社のミッションです。web3をちゃんと勉強する前からこれを掲げていて、web3を知って一気に現実味が増し、興奮しました。なので、最近グリーンダオを作り少しずつプロダクトが作れるように進めています。頑張ります!
さて、最後は変なところに着地しましたが、自分が考えていることを書いてみました。
web3を楽しいと感じる人間がその楽しさのままに書いているので、ぜひこれからもよろしくお願いします!!!!!!!
ps.
web3友達も欲しいのでオフ会頑張って企画します。東京になりますが9月末か10月頭に開催予定です!近くまた告知します!!
免責事項:リサーチした情報を精査して書いていますが、個人運営&ソースが英語の部分も多いので、意訳したり、一部誤った情報がある場合があります。ご了承ください。また、記事中にDapps、NFT、トークンを紹介することがありますが、勧誘目的は一切ありません。全て自己責任で購入、ご利用ください。
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