おはようございます。
web3リサーチャーの三井です。
今日は最近考えることについてのブログ回です。
プロジェクトを始めると解像度が上がる
最近このニュースレターでも度々書いていますが、ReFiプロジェクトをスタートさせました。
🟢Twitter:https://twitter.com/CCx3_xyz
僕自身はリサーチャーとして1年間活動してきて、より幅広く多くの事例を収集してきました。言い換えれば、これは広い(横の)知識を勉強していたと言うことです。
そして、自分でプロジェクトを立ち上げてみると深い(縦)の知識が必要となります。Discord開設するにしても、どのようなチャンネル設計にして、何のアプリケーションが必要なのかを調査し決定する必要があります。
ソーシャルトークンの発行および配布を検討していますが、そのツールをどれにするのが適切か、過去リサーチした事例をもとに運用イメージをつけながらあたりをつけています。
また、NFT発行サービスに関しても実態に沿う形での利用を検討していると、どのツールが適当かが見えてきます。
そして何より、これらが単発で存在しているのではなく、シームレスに相互運用性があるような形で動きにはどうすれば良いのかは中々難しい問いとなります。
とはいえ、今までのリサーチ業務が無駄だったのかというとそれは全くなく、そもそも選択肢を知らなければ決定するということもできないので、横の知識と縦の知識(広さと深さ)の両方が必要だなと改めて感じています。
トランザクションという功罪
その模索の日々で、厄介となるのはブロックチェーンの「トランザクション」という性質です。
全ての履歴が残ってしまうので、失敗したことがわかるし、とりあえずのアカウントで色々を制作して後から帳尻合わせていくということができません。正確にいえば、できますがばれます。
僕はこの不可逆性がブロックチェーンによる功罪だと考えており、透明性と引き換えにスピードを犠牲にする可能性があります。
ただ、ブロックチェーンを利用する以上、トランザクションを避けて通ることはできず、そもそもはこの性質が好きでブロックチェーンを利用することにしているので、ここをうまくメリットにしていくしかありません。
ここで僕が考えているのはミスったトランザクション履歴も後々に資産となる(価値がつく)ように設計することです。例えば、YouTubeのピボット前のブログ記事は伝説になるかもしれないし、CryptoPunks設計者の前のNFTが出てくれば価値がつくはずです。
アイドルやインフルエンサーの昔の写真集にも価値がつくように、成功前の軌跡に価値がつくことはあり得ます。
となれば、とにかく前に進み続けて、失敗したとしてもそのトランザクションが価値となるように設計されていればどのフェーズで応援してくれていた人も損がないという状態が作れるかもしれません。
だが、全てではない
ここで気をつけないといけないのは、やはり失敗したトランザクションだったとしても、「資産となる失敗トランザクション」と「資産とならない失敗トランザクション」に分かれると感じています。
僕はweb3プロジェクトの価値は「歴史」を作ることで生まれると思っているので、歴史となるトランザクションであれば、それが失敗していても価値が生まれるはずです。
つまり、そのトランザクションが成功までのストーリーの1ページとなっていればそこに価値がつき、全く関係ない位置にあれば価値がつきません。
ちょっと抽象的でややこしいかもしれません。
例えば、YouTubeのピボット前のロゴには価値がつくが、YouTubeファウンダーがYouTube前に作っていたサービスのロゴはあまり価値がつきません。前者はYouTubeという成功物語の第一章ですが、後者はYouTube物語とは関係ないからです。
何となくイメージつきますかね、、?
僕が自分でやるとしたら、CCx3はカーボンクレジット×web3の文脈であり、カーボンニュートラルを実現するプロジェクトなので、ここのコンセプトに一貫したストーリーでNFTやFTを発行していきます。
プロダクトや戦略に関しては何度かピボットすると思いますが、大きな物語から逸れていなければ、過去の発言はNFTも資産となっていくはずです。
色々と実践していきます!
少しふわふわとした話となってしまいましたが、このように自分が実践していく中で感じたことや学んだことをこのニュースレターでも定期的に発信していこうと思います。
もちろんここはリサーチ記事がメインなので、頻度は週1で、基本は毎週日曜日に実践から学ぶリサーチor考察記事(お知らせではなく具体例が実践であるあくまでリサーチや考察記事)を上げていきます。
良ければぜひご覧ください!!
免責事項:リサーチした情報を精査して書いていますが、個人運営&ソースが英語の部分も多いので、意訳したり、一部誤った情報がある場合があります。ご了承ください。また、記事中にDapps、NFT、トークンを紹介することがありますが、勧誘目的は一切ありません。全て自己責任で購入、ご利用ください。
★”有料購読”特典のお知らせ
web3 Research JAPANでは、月額8ドル(年額80ドル)で全ての特典を獲得できる有料プランを設定しています。
週5本の有料リサーチ / 考察記事
事例リサーチをメインに、考察や自身の活動からの学び記事も挟んでいきます。最新情報や幅広い情報をキャッチし続けるツールとしてご利用ください。(週2本の無料記事も届くので、結果的に週7記事が届きます)ReFiプロジェクト実践の裏側
実践から学ぶリサーチ記事や考察記事を毎週日曜日に更新していきます。先出し情報やここでしか公開しない情報も更新していきます。過去記事のアーカイブを全て閲覧可能
今までに無料で書いた記事、今後無料で出す記事、全て公開から1週間後に有料購読者限定となります。よって、有料購読者は過去記事全てのアーカイブをいつでも閲覧できます。過去記事の検索を含めて、web3事業構築の参考にご覧ください。(インタビュー記事のみ常に無料で公開され続けます)
+αのコミュニティ活動
有料購読者限定での交流会等のイベント開催やDiscord開設などを検討しています。こちらは徐々に整えていくので、+αとしてお待ちいただければと思います。
※体調不良の日など、月に数回だけ更新できない日がある可能性があります、ご了承いただけると幸いです。
7日間の無料トライアル、もしくはリファラル特典による1ヶ月間~6ヶ月間の無料購読権の獲得が可能ですので、ご興味ある方はぜひお試しください。
■運営者
mitsui @web3リサーチャー
web3に関する情報(プロジェクト・ニュース・単語の解説、プロジェクトオーナーへのインタビュー記事、リサーチからの学びや考察記事)を毎日発信中。
・web3に関する情報発信を毎日行うTwitterアカウントはこちら
・mitsuiと購読者で直接話せるSubstackのチャット利用はこちら
・法人向けのweb3サポート(リサーチ・新規事業立案や伴走・マーケ・開発など)の窓口はこちら