おはようございます。
web3リサーチャーの三井です。
毎週日曜日は1週間を振り返ってのブログを書いているので、今日はその回です。
今週のリサーチ
web3Research
【NFT LIFE】NFTを持つだけでポイントが貯まる!?40以上のNFTプロジェクトがコラボし共通ユーティリティを発行
【The Siren Collection】Starbucks Odysseyメンバーだけに販売された人魚マークのNFTの正体は?
【ANIPANG SUPPORTER CLUB】応援して稼ぐ「Support & Earn」誕生!?累計DL数1億を誇る大人気ゲームがGameFiとして復刻!
寄稿リサーチ
どれも面白い記事になっていますので、ご興味ある内容がある方はぜひ!
また、有料マガジンにはなりますが、リサーチ事例や気になった事例を1週間分まとめて理解できる「今週のweb3リサーチ事例まとめ」を始めたので、よければぜひそちらもご覧ください!
クラファン2.0としてのNFTの可能性
では、ここからはリサーチした中で感じることを書きます。
今週リサーチしたプロジェクトの1つに「Support & Earn」を掲げるNFTプロジェクトがありました。GameFiプロジェクトで、そのゲームが大きくなればなるほど、そのサポートNFT保有者には独自トークンが還元される仕組みです。
細かい配布条件は明かされていませんでしたが、配布トークンの割合の一部があらかじめサポートNFTホルダーに割り当てられており、そこが配布されていく感じです。そしておそらく、成長によって配布量も増えていくのと同時に、成長すれば1トークンあたりの価格も向上していくので、お得です。
僕はこの株式発行のようなNFTの在り方はこの先増えていくのではないかと思っています。
フィナンシェはまさに「クラウドファンディング2.0」を謳っており、この領域を攻めているプロダクトだと思いますが、フィナンシェ外で同じような取り組みをNFTを活用して実施していく事例も増えていくと思います。
何かプロジェクトを立ち上げるときに実施することが多いクラファンですが、その支援や繋がりは一過性であることがほとんどです。それが必ずしも悪いことではないかもしれませんが、ここには課題も存在します。
それは事実上、クラファンは事前販売サイトになっていることです。
お店を開く、アパレルブランドを作るなどのクラファンで、先行利用権をクラファンで販売することが多いです。その場合は予約も取れるのでいいかもしれません。
全てを一概には言えませんし、リターン不要の単なる支援で応援してくださる方もいます。しかし、モノがあるからで支援する人も多くいます。この場合、活動のために資金調達をするとしても、リターンのために資金を使ってしまい、実質的に手元に残る資金はそこまでないということもあります。(この辺りはリターンの設計方法にもよると思いますが)
一方で、NFTでの資金調達は、基本的に手数料もなく、資金のほぼ100%が自分の手元に入ってきます。そして、活動していく中で結果が出ればNFT価格が上がり、応援者にリターンを返すことが可能になります。
うまく言語化しきれているか不安ですが、応援する側の利害とプロジェクト実施者の利害を考えたときに、NFT販売による資金調達とプロジェクト実施の方が綺麗にワークするはずです。
もちろん、資金だけ調達してプロジェクトが稼働しないとか、プロジェクトが稼働したところで、無名の人間がやるプロジェクトのNFT価格なんて上がらないとか、色々課題はあると思いますが、個人的にはかなり可能性を感じる部分ではあります。
僕自身もweb3リサーチャーとして頑張っていますが、今応援してくださる方が僕が成功した後にちょっとしたリターンが帰ってきたり、初期から応援していた証が残れば嬉しいなと思ったりもしてます。
サポートNFTも少し考えてみます🤔
以上、今週もご覧いただき、ありがとうございます!来週もweb3に関するリサーチを発信していくので、引き続き宜しくお願い致します!!
免責事項:リサーチした情報を精査して書いていますが、個人運営&ソースが英語の部分も多いので、意訳したり、一部誤った情報がある場合があります。ご了承ください。また、記事中にDapps、NFT、トークンを紹介することがありますが、勧誘目的は一切ありません。全て自己責任で購入、ご利用ください。
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