おはようございます。
web3リサーチャーの三井です。
毎週日曜日は1週間を振り返ってのブログを書いているので、今日はその回です。
今週のリサーチ(2/19~2/25)
今週は昨日一昨日と2日間お休みしてました。今週火曜と水曜にプチワーケーションとして都内のホテル泊まったらいつもと環境が違うことで普通に体調崩しました🙂
最近体調崩す機会が多いので運動して免疫力上げていきます、、🏃♂️💪
そんなことがありいつもより2日少ないですが、リサーチ記事です。
■web3のサービスは伝わらないのではなく、伝えてない
■【Misskey】ポストTwitterなるか?2014年から運営される日本発の分散型SNS
■【FiNANCiE Token(FNCT)】本日IEO / FiNANCiEとFNCTの概要と関係を整理して解説!
■【CryptoGPT】AI to Earn銘柄登場!AI×ブロックチェーンに特化したZKL2プロトコル
■NFTの本質は"所属の表明(コミュニティー)"?
■誰もが陥りがちなコミュニティの重力と 成功の為に本当に大切にするべきもの
その他、寄稿リサーチ
以上、今週も面白いプロジェクトが多数だったのでまだご覧になってない記事がある方はぜひご覧ください!!
インフラはweb3と相性がいい
ではここからは最近考えていることを書きます。
web3って結局何?という本質的な定義の話は一旦置いといて、やはりweb3と相性がいいのはインフラです。
そもそも多くのweb3プロジェクトが最終的なDAO化を掲げており、公共財を作ることをゴールに掲げています。つまり、web3はインフラ(公共財)を個人が作れるようになった技術とも言えます。
歴史を見てみても、成功しているDAO(web3プロジェクト)はビットコインであり、通貨というインフラです。
なぜweb3とインフラが相性が良いのかというと、インフラはプロジェクトの運営が単純なんですよね。
例えば、「DAO電力」とか可能性あると思います。
2016年から電力自由化が始まり、多くの企業が電気の提供ができるようになりました。携帯会社等も参入し、競争が始まることで電力価格の低下を狙った施策です。
この領域はDAOとばっちり合いそうですよね。
電力会社の運営方法を細かくは知りませんが、裏側の電気供給のオペレーションはそこまで変化せず、フロントのユーザー獲得のための施策を数多く打っている状況だと思います。
つまり、事業としては絶対にニーズが存在し続け、プロダクトの改善もほとんど行わなくてよい領域なんです。僕はこの領域はDAOにフィットしやすいと思ってます。
細かいプロダクトの改善やニーズ調査から行わないといけないスタートアップ的なプロジェクトは、改善スピードが大切なのでリーダーシップ取って進めた方が早いし成功確率も高いと感じてます。
ただ、改善しなくて良いし需要も存在しているインフラはDAOで運営すると、料金も下げられるし、ユーザーのリファラル施策も効くだろうし、みんなで運営する電力会社みたいになる気がします。
自分が今月使ってない電力分をNFTで売買できれば、小規模な経済圏もワークしそうですし。
新しい何かを作るのではなくて、今ある何かをDAO化する
先週のブログにも書きましたが、僕はやはり人間は新しい何かを学習するには相当な時間がかかる生き物だと思っているので、web3のマスアダプションの役割を果たすのは今ある何かをweb3化したものだと思ってます。
BCGはゲームなのでわかりやすいですよね。NFT使ってるとか関係なく、単純に今まで存在していたゲームにプラスアルファの要素が加わっているだけなので、理解しやすく、広がりやすいです。
なのでゲームが広がっていくのは必ずあります。
そして、ゲーム以外で僕が可能性があると思っているのが先ほどから書いてる通りインフラですね。
みんなが必ず使っているもので、DAO化に適していて、多分DAOで運営すれば安く提供できるのでシンプルにユーザーにメリットがある。
○○電力:5,000円/月
XX電力:5,500円/月
DAO電力:3,000円/月
だったら、DAOとか知らなくてもDAO電力に乗り換える人が多そうです。STEPNが流行ったのも圧倒的なメリットがユーザー側に見えたからです。ユーザーにとって一番わかりやすいメリットは低価格です。
なので、
DAO運営しやすい(プロダクトの改善とニーズ検証をしなくて良い)
低価格で提供できそう
という面から、インフラレイヤーのweb3プロジェクトって実はすごく可能性あるのでは?という話でした。
ちなみに、僕が一番事業としての実現可能性も高く、イケそう感があるのが「DAO-mobile」です。格安SIMの提供をDAOで行う事業です。
まだDAOに法人格がないので運営会社は建てますが、契約者だけがDAOに参加して、月額で支払っている金額の一部がDAOにプールされていき、契約者でその使い道を決める。スマコンで価格変更条件も刻んでおいて、ユーザー数が増えれば価格が減っていくようにすれば全員でユーザー獲得するインセンティブにもなるし、シンプルに新規ユーザーも安く契約できればお得。
運営会社としてもユーザーが増えて価格下がるなら別にOKだし、マーケティングやカスタマーサポートの大部分もDAOがやってくれるなら人件費を大幅に削減できるので、お互いにwin-winです。
あとは、DAOmobileトークンみたいなものも発行して貢献に応じて付与したり契約期間に応じて付与されるようにもできます。残データの売買もNFTで可能になる。
昨日思いついたのですが、考えれば考えるほど可能性しかない事業な気がするので、携帯会社の方がメルマガ購読者にいればぜひご連絡いただけると嬉しいです😌
という、自分の考えたことをただテキストに残す回になってしまいましたが、何かの参考になれば幸いです。
また明日からリサーチ更新していきます!
みなさんも体調には気をつけてください!
免責事項:リサーチした情報を精査して書いていますが、個人運営&ソースが英語の部分も多いので、意訳したり、一部誤った情報がある場合があります。ご了承ください。また、記事中にDapps、NFT、トークンを紹介することがありますが、勧誘目的は一切ありません。全て自己責任で購入、ご利用ください。
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