おはようございます。
web3リサーチャーの三井です。
毎週日曜日は1週間を振り返ってのブログを書いているので、今日はその回です。
«目次»
1、今週のリサーチ(2/5~2/11)
2、ミントサイトを多くリサーチした1週間だった
3、たった1つのプロダクトが世界を前進させる
今週のリサーチ(2/5~2/11)
■web3やるなら、今どこにコミットするべきか?
■【Highlight】新ノーコードミントサイト構築ツールがリリース!トークンゲートの管理もこれ一つで完結!
■NFTは共同幻想(虚構)の民主化である
■【Amazon NFT】Amazonが今春にNFT参入か?情報を整理して展望を予想
■【NFT Pocket】LINEでNFTや暗号資産を管理・閲覧できる!遂にマスアダプションを到来させる!?
■【bueno】NFTミントサイトからオリジナルのメタバース空間までノーコードで構築可能なサービス
その他、
有料マガジン
リサーチ記事の寄稿
今週も面白いプロジェクトが多いので、まだ読んでいない記事がある方はぜひご覧ください!!
そして、Substackに検索機能がついて過去記事を探しやすくなったので、ぜひ気になるプロジェクトがある方は検索してみてください。今現在で140記事以上あります!
ミントサイトを多くリサーチした1週間だった
今週は「Highlight」「bueno」「Manifold」と、ミントサイトを簡単に作れるサービスをリサーチしていました。
もちろんこれ以外にも非常に多くのサービスがあることはわかってますが、特徴的なサービスの理解が進みました。
buenoのメタバース作れる機能も気になりましたが、僕が何よりも驚いたのはManifoldの多機能性です。
名前は知っていたものの、ちゃんとHPやホワイトペーパーを読み込んだことがなかったのですが、リサーチしてみると非常に多くのことができることがわかりました。しかも、Manifold上にアプリ展開ができるので今後ますます加速していくこともわかります。
僕はなんとなく、オープンエディションブームがあって、そこに乗っかったManifoldが有名になったものだと思っていましたが、実はManifoldが生まれたことでオープンエディションブームができたんじゃないかとすら思うようになりました。
Solanaのスマホ「Sagaのリサーチ」の際にも書きましたが、ハードの普及の後にソフトが普及します。スマホがあったからYouTubeもSNSも普及しました。(4G普及もあると思いますが)
ChatGPTの誕生で、人々はAIによる衝撃を喰らいましたし、AIアートもmidjourneyという誰でも簡単に使えるプロダクトによってあっという間に広がりました。
AIアートの波が生まれてmidjourneyができたのではなく、明らかにmidjourneyが出来たおかげでAIアートの波が生まれました。
僕は、web3のマスアダプションはコツコツした積み重ねで、いつの間にかキャズムを超えていくものなのかな?と考えていましたが、どうやら違う気もしてきました。
たった1つのプロダクトが世界を前進させる
積み重ねは存在しますし、流行る土壌は必須ですが、それらがプロダクトという形で現れた時、急速にマスアダプションが進行します。
例えば、GameFiはアクシーやSTEPNで急速に普及しました。日本のトレンドにも上がり、テレビ番組でもSTEPN特集がされていました。マスまであと一歩でした。
NFTやDEX等が普及しない理由はやはりウォレットにあると思います。
おそらくこの”ウォレット”の課題解決をしたプロダクトが生まれた時に、web3がマスアダプションします。
それがどういう形をしているのかはまだ僕にはわかりません。スマホなのか、アプリなのか、、。
ただ、僕の中ではウォレットの作成ハードルが高いから広がっていないのではないとは思っています。なぜならSTEPNは広がったので。
要するに、ウォレットの作成ハードルを乗り越えるだけのメリットを感じてないから勉強していないし、作っていません。
目の前のNetflix見たりYouTube見たり、UberEatsする楽しさにウォレット作成による便益が勝てていないから、作られていないんです。
圧倒的に便利で楽しく自分にメリットがあれば、どれだけ高いハードルがあっても勝手に勉強して勝手に作ります。
もちろん、ウォレットの作成ハードルを下げる努力が必要ないわけではありません。簡単な方がいいのは間違いありません。ただ、たとえ1秒でワンタップで作れたとしても、NFTが何かを知らず、その楽しさがわからない人はウォレットを作ることはしません。
僕個人的には、その道を切り開くのは「顧客ロイヤリティ」の領域かなーとは思ったりしてます。(スタバオデッセイとか)
エンタメがマッチしそうなものの、なぜかあまり受け入れられそうにない感覚があるので、意外に時間がかかりそうな気がしてます。それよりも身近でちょっとした便益を得られそうな領域なのではないかと考えてます。
(この辺りもう少し言語化できてきたらまた記事更新します!)
少し話が散らかりましたが、web3のマスアダプションの訪れは「たった1つの圧倒的なプロダクトによって訪れるのかもしれない」という話を書きました。なぜなら過去のどの領域を見てもすべてそうだからです。
そういうディスカッションもぜひ皆さんとして見たいですね!
今週もご覧いただき、ありがとうございます。来週以降も引き続きweb3に関するリサーチを更新していきますので、ぜひ宜しくお願い致します。
免責事項:リサーチした情報を精査して書いていますが、個人運営&ソースが英語の部分も多いので、意訳したり、一部誤った情報がある場合があります。ご了承ください。また、記事中にDapps、NFT、トークンを紹介することがありますが、勧誘目的は一切ありません。全て自己責任で購入、ご利用ください。
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