おはようございます。
web3リサーチャーの三井です。
今週も毎日リサーチ記事を上げることができたので、それらを振り返りつつ、感じたことをブログとして書きます。
今週のリサーチ(1/1~1/7)
■【DenDekaDen Genesis Omikuji】1月1日にOpenSea世界トレンドランキング4位に。おみくじNFTとは?
■2022年に人気だった記事を振り返りつつ、2023年のweb3業界を考えてみる
■【This is Nouns】NounsDAOが資金提供した初のNouns紹介ムービーNFTが発表!
■【SFT】NFTの次なるムーブメント「Semi Fungible Token」とは?ERC-3525規格を用い、金融特化NFTを活用する「Solv Protocol」も事例として解説!
■【Slash Web3 Payment】消費者は好きなトークンで支払い、事業者はステーブルコインで受け取り。どんな事業者でも簡単にクリプト決済を導入できる決済ツール!関連サービスや展望も考察!
■【AotuNFT】NASDAQ上場日にNFTをリリース!DAOで親会社の株式を購入し、ホルダーに利益を還元する仕組みも?分散化についても考察
■【DAOからDAEへ】中島聡さんの著書を読んで感じたこと。web3とはやはりインセンティブ革命である。しかしそれは、、、
1月1日から毎朝リサーチしていましたね、、。とても面白いプロジェクトばかりでしたので、まだお読みで無い方はぜひ!
技術革新にユーザーの理解は追いつくのか?
以前から薄々と感じていたことを今週さらに強く感じました。例えば、SFTやSlashのリサーチをしていると、その可能性の大きさに感動します。金融系の領域がNFTやFT用いて流動化したら今のDeFi市場どころの話ではなく、とんでもなく大きな市場になる可能性があります。
でも、特にSFTとか、難しいんですよね。今はまだ新しい規格が発表されたばかりで、そもそもNFTすら浸透していないからかもしれませんが、すでに仕組みとしてはとんでもないものが出来上がっているんです。
僕はなんとなく、web3のマスアダプションは大企業が参入して、快適なUXのプロダクトが生まれて、ゆるゆると進んでいくんじゃないかと考えていました。それは一定正解だと思いますが、どの程度のマスアダプションなのかは疑問に思います。
というのも、今の世の中でさえ特に日本は金融系のリテラシーは皆無ですし、スタートアップの新しく便利なテクノロジーより大企業の古くからある安心するプロダクトを使う傾向が強いです。
その社会で、web3って本当にマスへ広がるんだっけ、、?と疑問になってきてます。厳密に言えばweb3ができる最大パフォーマンスを出せるんだっけ?と思います。
スマートコントラクトの仕組み化によって、分散型でサービスを運営できるとして、それを使いこなすにはある程度のリテラシーが必要です。使いこなすためにリテラシーを獲得しようという気持ちが必要です。
格安SIMと従来のキャリア契約では、格安SIMの方が圧倒的に安いのに、リアル店舗がなく相談や契約が難しいからが理由でそのままの契約にしている人が多いとも聞きます。この状況で海外の全部英語のDappsを使いこなしているイメージ湧かないですよね、、。
そう考えると、正しいマスアダプションにとって最も必要なのは「ユーザーのリテラシーを少しずつ上げていく存在」なのかもしれません。
過去にNikeの「.swoosh」をリサーチした時に、そのロードマップの中で「Nikeのリアル店舗で勉強会を開催して一般ユーザーのリテラシーを上げていく」という記述がありました。これはRTFKTとの差別化で、ターゲットが違うんだよという説明の中にもありました。RTFKTは高級で既存のNFTユーザーがターゲット、.SwooshはマスでまだNFTを知らない人たちがターゲットでNikeの信用と店舗網を通じて拡大していくと。
僕はこの取り組みがとても大切なんじゃないかと思ってます。
リサーチすればするほどweb3の凄さや起こせる革命に感動するので、僕自身はそのプロダクトや知識を広げると共に、一般層への架け橋となるようなプロジェクトも今後やっていきたいと感じました。
頑張ります!
以上、今日は書籍を読んで感じたことを書きました。記事が面白いなと思った方はぜひいいねやRT等していただけると嬉しいです!
免責事項:リサーチした情報を精査して書いていますが、個人運営&ソースが英語の部分も多いので、意訳したり、一部誤った情報がある場合があります。ご了承ください。また、記事中にDapps、NFT、トークンを紹介することがありますが、勧誘目的は一切ありません。全て自己責任で購入、ご利用ください。
■運営者
mitsui @web3リサーチャー
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