【BlockStreet】トークン化された株式のための統一流動性レイヤー / トークン化株式の流動性アグリゲーターとレンディングプロトコルを構築 / @BlockSt_HQ
トークン化された株式に特化したプロトコルを構築
おはようございます。
web3リサーチャーのmitsuiです。
今日は「BlockStreet」についてリサーチしました。
BlockStreetとは?
変遷と展望
トークン化株式がDeFiに接続される世界
🧵TL;DR
BlockStreetは、伝統金融とDeFiをつなぎ、誰もが24時間リアルワールド資産(特に株式トークン)を取引・活用できる市場を目指すプロジェクト。
Aquaは複数発行体の価格を集約して最良レートで取引を実現する流動性アグリゲーター、Everstは株式トークンの貸借・清算を自動化するレンディングプロトコル。
2023〜2025年にかけてPoC→インフラ構築→エコシステム拡大の3フェーズで進化中で、今後トークン(BST)発行とマルチチェーン展開を予定。
BlockStreetとは?
「BlockStreet」は伝統的な金融市場とDeFiを橋渡しすることを目的としたブロックチェーンプロジェクトです。ミッションは「資産のトークン化によって伝統金融を民主化する」ことであり、誰もが世界中の市場に24時間アクセスし、透明な価格発見の下でRWA資産をDeFi戦略に活用できる未来を描いています。
現在は特にトークン化株式に特化しており、トークン化株式のレンディングに特化した「Everst Protocol」と、複数の発行体から最適価格を集約する「Aqua」というプラットフォームを開発、提供しています。
これにより、DeFi上で従来の株式市場への24時間アクセスや、最適な価格でのトークン化資産取引が可能となり、従来孤立していたトークン化市場を統合する役割を果たします。
◼️Aqua:トークン化資産の流動性アグリゲーター
Aquaはトークン化株式や資産向けのハイブリッド型流動性アグリゲーターです。
ユーザーと複数のトークン発行体・マーケットメイカーとの間に位置し、各提供源から見積もり価格(クオート)を取り寄せて常に最も有利な価格で取引できるようにする役割を担います。
Aquaの仕組みはRequest for Quote (RFQ)モデルに基づいており、ユーザーの取引リクエスト毎にオフチェーンで複数のマーケットメイカーから価格を照会し、その中で最も有利な価格を提示した相手との取引を成立させる点が特徴です。
ユーザーは単一のインターフェースで注文を出すだけで、裏側ではAquaが複数発行体間の価格比較やルーティングの複雑さをすべて処理します。このアーキテクチャにより、流動性が分散していても各発行体・取引所からサブセカンド(1秒未満)レベルのスピードで見積もり価格を取得し、最適な執行を実現します。
技術的に見ると、Aquaはオフチェーン部分とオンチェーン部分の両方で構成されています。