おはようございます。
web3リサーチャーの三井です。
今日は「Atticc」についてリサーチしました。
«目次»
1、Atticc とは?
- 特徴
- ロードマップ
2、プラットフォームの移行はかなり難しい
Atticc とは?
Atticcは「コミュニティに焦点を当てた分散型ソーシャルアプリケーション」です。分散型のDiscordのイメージでしょうか。
現在はβ版ですが、すでに様々なコミュニティが存在しています。
コミュニティの中は掲示板のようなUIとなっています。
プロフィールページも存在しており、自分の投稿・保有コレクション(NFTとFT)、アクティビティ、FTやNFTの送信履歴が閲覧可能です。
利用はウォレットをコネクトして、プロフィール設定をするだけです。指定のNFTを保有していればコミュニティへ参加できます。
また、自身でNFTコミュニティを構築することも可能です。すでに運営しているNFTコレクションの場合でも、新規で構築するNFTの場合でも、どちらでも可能です。新規NFTの場合はAtticc上でメンバーシップNFTを発行可能です。
■特徴
Atticcは分散型コミュニティを構築できるツールです。CyberConnectという分散型のソーシャルグラフを構築できるプロトコルを利用して構築されています。
よって、自身のIDとデータ、ソーシャルキャピタルが各自の手に渡ります。また、Discordと異なる点は、コミュニティ内でNFTやFTを送り合えることです。
■ロードマップ
現在はβ版で運営されておりますが、新規コミュニティの開設や既存コミュニティの参加は誰でもできるようになっています。
また、今後の分散化を見据えて「Atticc Early Adopter Pass」という早期アクセス権NFTが5,555個販売されています。
こちらの保有者は限定コミュニティへ参加できる他、2023年の第二四半期に開始予定のNFTをステーキングすることで$ATTトークンのエアドロップに参加できます。
なので今後はトークン発行による分散化とマルチチェーン対応、プロダクトの機能強化が予定されています。
分散型Discordのようなサービスは多数生まれてますが、AtticcはUIが可愛くて楽しみなのでアーリーパスNFTを買ってみるか悩みますね。今安いので少し検討してみます!
プラットフォームの移行はかなり難しい
最近、分散型のDiscordを謳ったサービスを多数見かけます。分散型SNS(Twitter)も多数ありますね。
こういったサービスは言わんとしてることはわかるのですが、ユーザー側の移行ハードルが高すぎて、”分散型”という理由だけで移行するには相当なハードルが高いと言わざるを得ません。
現在、Discordで5つほどコミュニティに参加してるユーザーがいて、その人が例えば三井NFTを購入したとします。三井NFTのコミュニティだけAtticcで運営しますと言われたら、全部Discordで管理したい人からすればアプリケーションがバラバラなのは嫌だと思います。
結果、ユーザーのアクティブ率が下がる可能性があるのでDiscordでコミュニティ運営をすることになります。そして、一度Discordで始めた後に他のプラットフォームに移行するのは現実的ではありません。
例えば、Snapshotのような別の機能から徐々にコミュニティ機能がついていくようなアップデートならまだ可能性はあるかもしれませんが、現段階でNFTプロジェクトのコミュニティを別のプラットフォームで作ります!という意思決定はなかなか難しそうな印象はあります。
ただ、それは現時点の話ですし、逆に新しいツールを使いたい人からすれば、積極的にそういったツールを導入してくれた方がコミュニティがアクティブになるかもしれません。
僕もいろんなツール使ってみたいなと思っているので、いろんなツールを使ってみるNFTプロジェクトとかは面白いかもしれません。まさにリサーチマガジンの延長線上なので、メンバーシップNFTを発行してやってみようかな。考えてみます!
以上、Atticcの解説でした!
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«参考リンク»
・HP:https://atticc.xyz/
・Twitter:https://twitter.com/atticc_xyz
免責事項:リサーチした情報を精査して書いていますが、個人運営&ソースが英語の部分も多いので、意訳したり、一部誤った情報がある場合があります。ご了承ください。また、記事中にDapps、NFT、トークンを紹介することがありますが、勧誘目的は一切ありません。全て自己責任で購入、ご利用ください。
■運営者
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