【AiShiba Arb】DOGEのミームのArbDogeAIのミーム!? / Arbitrum上に構築されたミームコインプロジェクト
ミームのミームのミームくらいの位置にありながらも、非常に人気のプロジェクトです。
おはようございます。
web3リサーチャーの三井です。
今日は「AiShiba Arb」についてリサーチしました。
«目次»
1、AiShiba Arb とは?
- 概要
- 背景
- 特徴
- NFT情報
- トークンエコノミクス
- ロードマップ
2、ミームのミームのミームのミーム?
AiShiba Arb とは?
「AiShiba Arb」は、Arbitrumエコシステム上に構築されたミームコインプロジェクトです。AIとweb3 のテクノロジーを活用して、さまざまな製品を開発することを目的としています。
■概要
ざっくりとしたプロジェクト理解はこちらです。
$SHIBAIトークンをローンチし、エコシステムを築く。
最初はステーキングするなどの使い道しかないが、徐々に$SHIBAIトークンを活用できるプロダクトの開発をしていく。
トークンのローンチに先立って、「AIShiba OG Collection」というNFTを販売
NFTホルダーにはトークンがエアドロップされる。
トークンはローンチされ、2023年4月19日にはMexcにも上場した。
■背景
ミームプロジェクトなので、その人気の文脈を説明します。公表されている事実をベースにしていますが、一部は推測もありますので間違っていたらすみません。
「AiShiba Arb」を理解するポイントはまず「AiShiba」と「Arb」に分けることです。
わかりやすいのは後半で「Arb」は「Arbitrum」を指します。Arbitrumはイーサリアムのスケーラビリティ問題を解決するL2ソリューションで先月にトークンを発行し、大規模なエアドロップを実施しました。
そのお祭りに乗っかって「ArbDogeAI」というミームプロジェクトが誕生しました。ArbitrumとDOGEコインのミームです。これはArbitrum上でweb3とAIを活用して何かできないかと模索する実験プロジェクトです。$AIDOGEと呼ばれるトークンも発行されています。
この「ArbDogeAI」のミームにインスパイアを受けて作られたのが「AiShiba Arb」です。元々、DOGEトークンをオマージュして作られたトークンがSHIBAですので、「ArbDogeAI」のオマージュとして「AiShiba Arb」が生まれました。
■特徴
Arbitrum上でのエコシステムを構築することが目的
AIによってアートが生成された
収益の100%はコミュニティに帰属される
独自トークンをローンチ
Arbitrumのトークンホルダーへ自分たちのトークンをエアドロップ
■NFT情報
48,000個のAiShiba OGコレクションを所有することで、AiShiba Armyの初期メンバーになることが可能です。NFTホルダーには、今後のエアドロップと将来のイベントに参加する権利が付与されます。
■トークンエコノミクス
総供給量「210,000,000,000,000,000(21京)」と非常に膨大な数が用意されています。
○特徴
デフレする:供給量の上限が決まっていると共に、利用と共に少しずつバーンされていき、供給量が減少していく。これによって徐々に希少性が生まれていく。
ステーキング:トークンおよびNFTをステーキングでき、リワードを入手する。
コミュニティへ還元:貢献してくれたユーザーには積極的にトークンを還元する
○エアドロップ概要
以下の割合でトークンが付与された。
NFTホルダー:50%
Arbエアドロップ対象ユーザー:30%
初期の貢献者:5%
紹介ボーナス:5%
DEX流動性とCEX上場:10%
○トランザクション手数料
$SHIBAIのトランザクションには15%のTaxが課され、次の割合で利用されます。
バーン(1%):トークンはブラックホール アドレスに転送され、循環から永久に削除。
Stake to Earn(4%):ステーキングプールに追加され、2%はSHIBAIをステークするユーザーに比例配分され、残りの2%はAiShiba OG Collectionをステークするユーザーに分配。
Top Holder's Fortune(1%):トークンは$ARBに交換され、毎週トップホルダーに還元。
Camelotの流動性プールを補充(3%):Camelot 取引所でのSHIBAI/ETH ペアの取引を拡大するために使用。
ARBの購入 (2%):ARB を取得し、プロトコルへの投票をサポート。ARBの一部は、流動性を提供しユーザーにインセンティブを与えるために使用。
開発(4%):トークンは、SHIBAI エコシステムの継続的な開発と拡大のために利用。
■ロードマップ
主に以下のような方針が発表されています。
複数のCEXへの上場
ステーキングやイールドファーミングの機能追加
Aishiba Arb を DeFi プロトコルや NFT マーケットプレイスなどの他のブロックチェーンエコシステムに統合を模索
モバイルウォレットやその他のツールを開発して、人々がトークンをより簡単に使用および保持できる仕組みの開発
ミームのミームのミームのミーム?
web3プロジェクトは本当にタイミングと文脈が大切だなと改めて感じました。「Aishiba Arb」は「ArbDogeAI」と同じ特徴を多く持っています。
Arbitrumのエアドロップに乗り遅れた人へ向けたArbDogeAIのエアドロップにも乗り遅れた人へ向けた「Aishiba Arb」です。
実際にホワイトペーパーの一行目は「ArbDogeAIの$AIDOGEに乗り遅れた?Aishibaの$SHIBAには乗り遅れるな!」から始まります。
とても面白いですね。
僕自身の発想の中にもですが、日本発のプロジェクトにはこのあたりの遊び心やぶっ飛んだオマージュ(それほぼ一緒じゃん!)が足りない気がしてます。
海外プロジェクトを見てると、明らかなパクリとそこまで期待値煽って大丈夫?というプロジェクトをよく見かけます。案の定、失敗したり飛ぶプロジェクトもあるのですが、なんかその姿勢や発想はとても大切なことだなと最近は感じます。
嘘を言うとか、詐欺するとか、イタズラに人々の期待をコントロールするとか、無責任にプロジェクトを辞めるとか、そういう姿勢ではなくて、もっと自由な発想で自信満々に「このプロジェクトが世界を変えるんだ!」と言う断言が素敵だなと。
自分がお金を出してそのお祭り(NFTやFT購入)に参加するのであれば、そこまでイケイケで言ってくれた方が気持ちよく参加できますよね。
取り止めのない抽象的な話ですが、最近は特にそんなことを感じます。もちろん炎上するリスクはありますが、そんなことはどうでも良くて自分の信念のために発信し続けるからこそ、世界が熱狂するプロジェクトが誕生するのだと感じます。
web3ではないですが、イーロンマスクなんて息するように物議を醸しますもんね。でもそんなこと気にも止めずに自分が信じる道を歩いているはずです。
web3と言うミーム文化の中で、その姿勢は見習っていきたいです。
以上、「Aishiba Arb」のリサーチでした。記事が面白いと思った方はぜひいいねやコメント、SNSでのシェアにご協力いただけると嬉しいです!
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