おはようございます。
web3リサーチャーのmitsuiです。
今日は「透明性」と「ファクトチェックの大切さ」について最近考えていることを書いてみます。
リサーチすると印象と事実が異なることが結構ある
リサーチャーとして毎日リサーチしていますが、特定のプロジェクトだけでなく業界全体をリサーチすることも多々あります。その中でマーケットのトレンドとしてオンチェーンデータを見ることも多いです。
その際、思っていなかったプロジェクトが上位にあるパターンも割と多いです。僕のアンテナ不足という側面もあるかと思いますが、話題のプロジェクトと結果が出ているプロジェクトが異なることは多々あります。
web3は特に話題にすることでFTやNFTの価値が上がる性質を持っているので、見栄を気にして、とにかく発信することも多いです。その上澄みだけをニュースやXのタイムラインで眺めていると、凄そうなプロジェクトが多く見えます。
ただ実際のデータはオンチェーンに残っているので、そこで事実が見えてきます。表面的なことに騙されず、ちゃんとそこまで確認する必要があるなと常々感じます。この辺りがweb3の良さでもあり残酷なところです。有名人でも有名企業でもNFTが売れ残ることはザラにありますし、それがずっと公開されてしまいます。
透明性によって自浄作用が働く
個人的に、このweb3が持つ透明性は実は非常に大きな可能性を秘めていると思っています。よりマクロな視点で見た際に、世の中が良い方向に進んでいく特徴になり得ると考えています。
例えば、上場企業は監査が入っているので不当なお金のやり取りをするとすぐにばれます。これは透明性によってガバナンスが効いている状態です。非上場企業の大企業が実は不正していたという事例がここ最近続々と生まれています。もしかしたら上場していたら防げたかもしれません。
最近話題の安芸高田氏の市長はSNSでバズるような発言を度々行っていますが、地方議会の透明性をあげてエンタメ化したいと言っています。事実、僕もSNSで回ってきた安芸高田氏の動画をみて地方議会の実態を知りました。
注目度が集まり透明性が担保されると、下手なことはできないのでより良い方向へ進んでいきます。透明性があれば100%よくなると思っていませんが、透明性が自浄作用を働かせる1つの要素となることは間違いないと思っています。
web3が実現する透明性の世界は今よりちょっと良くなる?
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