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june29's avatar

いつもおもしろい記事をありがとうございます!

今回の文章において「プロトコル」は「チェーン」「ネットワーク」のレイヤーを指す語彙として使われているようにお見受けしました。

しかし、Fat Protocolsのネタ元である https://www.usv.com/writing/2016/08/fat-protocols/ や、その後のフォローアップ記事である https://www.placeholder.vc/blog/2020/1/30/thin-applications においては、必ずしもそうではないかと思います。少なくとも私は、下記のようなレイヤー構造があると認識しています。

ユーザ・インターフェイス

アプリケーション

プロトコル

ブロックチェーン

たとえばSubstackやTwitterを例として考えてみると、それぞれのアプリケーションで「ID管理」の処理を実装しているわけですが、Ethereumエコシステムにおいては「ENS」をプロトコルとしてアプリケーションをまたいで共通の「ID(名前)」を活用する流れがあります。これまでアプリケーションの一部として実装していたものをプロトコルとして実装することで、相対的にプロトコル層を厚く、アプリケーション層を薄くつくっていくアーキテクチャになるぞ、というのがJoel Monegroさんが示してきたことかと思います。

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merichan's avatar

Web3では、ファットプロトコールが当然視され(そしてそこが収益源となるという暗黙の前提がありました)ていましたが、それを疑う視点というのは重要だと思いました。参考になりました。

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